今年のお盆期間はコロナの第7波と重なっていたのもあり、旅行や帰省をキャンセルした人も多かったのではないかと思います。
私もコロナ渦と言うのと、子供がまだ小さいと言うのとで3年連続で帰省を止めにしました。
ただ、この帰省するかどうかに関しては個々での事情も考慮する案件が出てきました。
私が勤めている薬局は高齢者が多く、帰省についてどうするかの話がたまに出てきました。
基本的には自粛した方がいいのでは?という回答になるのですが、そうも言えない患者もいました。
その方は88歳の人で、実家は片道4時間以上かかるような離島にあります。
そして、実の姉は90を超えていて、その親族も高齢の方々が多いとのことです。
去年、一昨年と帰省を止めていたが、今年はどうしようかと悩んでいました。
実家の方では帰っておいでと優しく声を掛けてもらえたため、帰ろうかなと。。。
でも、本当に帰っていいのかと不安もありました。
この方はコロナワクチンの4回目も打ち終わっていました。
色々考えた結果、この方に関しては私は帰省してもいいんではないかと思い、帰ってみんなと会って来たらいいと答えました。
考えたこととは、
ワクチンを4回打っていること
本人も親族も高齢でいつ亡くなってもおかしくないこと
去年、一昨年は帰省していないこと
これらを鑑みると行っておいた方が良い可能性が高いかなって。
コロナ感染リスクに関しては決して低いわけではないです。
電車移動や船移動では人もそれなりにいるでしょう。
また、離島ということもあり、コロナ対応出来る病院が無いこともリスクです。
しかし、死別の傷心を考えると、あの時会っていればと後悔はして欲しくないと思いました。
心のケアは結構難しく、病気になるリスクと死別による後悔のリスクは簡単に比較できません。
会いに行って病気になって後悔もあるかもしれません。
ただ、老い先短いと考えている人にとって、どれが優先度が高いかってことになると、やっぱり会っておきたいという感情はとても大切だと思うのです。
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