こんばんは
かやとんとんです
私は小児喘息を患い、一度は無治療で大丈夫でしたが、ここ3年くらい喘息の薬を使用しています。
以下はその遍歴と感想です。
小さい頃から病がちだったそうですが、私が記憶しているのは小学2年の頃に小児喘息を発症し、2週間の入院をしました。
入院日の夜に発作を起こし、かかりつけの小児科にて吸入をしましたが、改善せずそのまま救急車で運ばれて入院となりました。
この時の吸入はネブライザーでしたが、喘息が酷過ぎて全く吸えませんでした。
吸うと咳が出るのです。
入院後はずっと点滴で発作が出ないようにしてました。
入院中は一回も発作は起きずそのまま退院。
(入院中のことは結構覚えていましたが、喘息と関係ないので割愛)
退院後は薬は何も使用せずで、そのまま症状が安定したまま、大学生に。
(小学校1年から6年まではスイミング←は強制的に。中学高校は陸上部で運動はしていました。)
大学2年の時、デートで1分単位のスケジュール組んだらその日の夜に約10数年ぶりに喘息発作が。
救急車で運ばれ、病院で吸入を。救急車で運ばれたのが夜中1時くらいで、帰宅が午前4時くらいだったような。。。
次の日にもう一度、病院へ行って点滴をし、薬もらって帰る。。
この時の薬がテオドールとホクナリンテープでした。(1週間分)
これで症状が落ち着いたので、放置していたのですが、大学3年の頃にまた喘息様症状が出たので、ひどくなる前に近くの医院を受診。
その時出されたのが、フルタイドロタディスクとホクナリンテープ。
フルタイドは使いにくいのと、ホクナリンは使うのをついつい忘れて、使い切る前に使用を止めてしまいました。
それでも発作あまりなかったです。
しかし、その半年後にまた喘息様症状が出たので、今度は違う病院へ。
その時の医師に吸入だと咳き込んで使えないので、内服でお願いしますと頼んだところ
テオフィリン、オノン、ツロブテロールテープの処方を頂きました。
で、今まではテオフィリンはテオドールでもらっていたのですが、あいにく近くの薬局にテオドールは無く、テオロングしかなかったため、テオロング、オノン、ホクナリンテープで頂きましたが、このテオロングが曲者で、飲んだ直後から、めまい、吐き気が酷くなったのです。
この時は分からなかったのですが、薬剤師になってから思ったのが、テオフィリン中毒でした。
これが前にいった使いにくさの1つです。
テオフィリンの有効域(薬が効く量から副作用が出るまでの量)が極端に狭く、容量に対して比例して薬の血中濃度が上がるわけではないので、使いにくいのです。
この時のめまい、吐き気は歩いているだけで、車酔い、船酔いの様なめまい、吐き気が起きました。(寝ていれば大丈夫)
歩き酔いという特殊な経験をしました。
テオドールもテオロングも先発品でジェネリックではないものの合わなかったようです。
それからは社会人になるまで薬を使わずに平気だったのですが、社会人になってから、年に1回程度喘息が起こるようになりました。
病院へ行けば予防薬を処方されるのですが、年1回のために予防薬を毎日飲むのもバカらしく、発作治療薬だけ常備し、その1回の時にだけ使用していました。
その時もらった予防薬がアドエアディスカスで発作治療薬がメプチンエアーでした。
アドエアは薬の粒子が小さいので咳込む事は少ないとMRから言われましたが、私からすれば咳込むほどには大きいんですけど。ってなった。
むしろ、シムビコートの方が吸った感が全くないんですけど。
で、色々話している間に、薬効の粒子は小さいが、吸った感を出すために乳糖を賦形しているので、その粒子(乳糖)が大きいのでむせるのではないのかという結論に至りました。
それからはアドエアは一切使っておりません。
で、メプチンエアーを常備していたのですが、友達と夕食を食べに行くとき、夕食だけだからと持って行かずに出かけたら、一気に呼吸困難に。
たまたま、友達がサルタノールインヘラーを持っていたので、それを借りて難無き事を終えましたが、いつ発作が起こるか分からないのを、再度実感しました。
そして、今から3年位前から、喘息様症状が月1くらい起こるようになり、最初はキプレスやムコダインで対処していましたが、途中から吸入を使用。
試しにシムビコートを使用。
ちゃんと説明書通りに使っているが、使用感ゼロ。吸入使用中は発作は無かったが効いているのか効いていないのか良く分からない。
カチカチ捜査して、黒いマットに薬を出すと、白い小さな粒が2~3個出るので、まぁ薬はちゃんと出ているんだろうが、薬剤師でこれなので、初めて使う人はちゃんと使えているのか不安になるのも仕方ないと思う。
よく、薬が出てこない。壊れている。と言われるが、薬が出ていることをちゃんと見せると、あっ!ってなる。
吸入感がないのも考え物だと思わせるデバイスである。
元々、パウダー系は好きではない私なので、フルティフォームが出た段階で、すぐに切り替えで出して貰った。
フルティフォームはエアゾール剤で、ガス噴霧タイプ。
なので、操作と吸入を同時にやらないといけないが、小児や高齢者出なければ、そんなに難しいものではないと思う。(出来ない人は出来ないが)
ただ、1日2回タイプの吸入なので、面倒くさいと言えば面倒くさかった。
喘息も落ち着いてくると、何を予防薬として飲むかと考えるようになって、効くか効かないか良く分からないキプレスをチョイス。
最初はモンテルカストとアンブロキソール(45)を3か月くらい併用して、発作が無いので、今はモンテルカストのみで継続。
ただし、年に数回呼吸が怪しくなるときがあるので、手持ちとして、レルベアとメプチンエアーを常備。
レルベアはパウダータイプですが、1日1回と使い勝手がよく、使ってみたらむせなかったので、変えてみました。
モンテルカスト単剤でも症状コントロールが良好なので、効果はあるとは思いますが、すぐ効く薬ではないため、お勧めはしにくかったりします。
個人的な話で喘息がひどいならば、
フルティフォーム、モンテルカスト、プレドニゾロン、ムコソルバン、カルボシステインメプチンエアーの併用しかないのかと思っています。(プレドニゾロンはステロイドなので、出来るだけ使いたくないので手持ちにストックはしていません)
痰が絡むと痰切り1剤ではなかなか改善されないので、2剤併用が普通になってきました。
喘息もひどくなければ、レルベアで十分ですし、単回使用でも次の日には平気になっています。
それでも、1週間くらいは続けますけど。
使いやすさで言えば、最近のはどれも使いやすさも考慮されているので、
ガスタイプならフルティフォームがいいでしょうし、パウダータイプならレルベアが使いやすくていいのではと思ったりもします。
シムビコートもロタディスクも説明が難しいし、使う方も???ってなる可能性が高いのであまり処方して欲しくないものではありますが、薬としては優秀の部類ではあるので、廃れるってことはないのでしょうね。
喘息はひどくなったことがある人ならわかりますが、本当に死ぬ思いをします。
私も「もうダメだ」って思ったことありますもの。
でも、苦しいので、死を受け入れるとかまではいかなく、かなりもがきます。
私はちょっと呼吸がおかしいと思ってから30分くらいで喘息に移行するので、おかしいと思った瞬間に発作治療の吸入を吸います。
それを放置すると喘息になり、治療するまでずっと苦しみます。
だいたい、発作から30分経つとどうにもこうにもならず、近くの人に救急車を呼んでもらいます。
呼吸も会話もままならない状態なので。
このまま、一晩放置したら多分死ぬ。
子供の時に1回。大人になって1回救急車で運ばれているので、とりあえず、発作治療の薬は持ち歩くようにしています。
喘息は発作が起きないようにちゃんとコントロールしましょう。
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