アルコール依存症については知っている方は多々いるかと思いますが、
今回、私はアルコール依存症の特徴を私なりに書き綴りたいと思います。
(下記の特徴はアルコールを他の依存症に置き換えれば他の依存症にも重なる部分があるので、他の人にも参考にされたらと思います)
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(アルコール)依存症者は自分が依存症者だと認めたがらない。
だから、ふつうの人と同じようにできるし、何とかなるという考え、いつかは楽しく飲むことができるようになるという大きな妄想を抱いている。
自分が(アルコール)依存症であることを心の底から認めなくてはならないことを知ることが回復の第一歩である。
本物の(アルコール)依存症者は決して飲酒に対するコントロールを取り戻すことはない。
ほとんどの依存症者がやっているのは条件付きの飲酒や禁酒である。
こんなある男性の例がある
深酒をした翌朝は神経がひどくいら立って、朝酒をあおることでそれを抑えなくてはならなかった。
彼には仕事で成功したいという野心があったが、少しでも飲んでしまえばそれが不可能だと分かっていた。
なので、いったん仕事で成功し、退職するまで断酒することにした。
そのまま25年間断酒し続け、退職した彼は25年間も飲んでいなかったのだからもう大丈夫だとの考えの罠に落ちた。
それからは病院に入退院を繰り返し、節酒の努力もしたが、できなかった。
金で買えるものはどうにでもなったが、何をしてもうまくいかなかった。
退職時には元気だったかれが、急速に衰えていき、飲酒してからわずか4年もしないうちに亡くなった。
この例で言いたいのは長いこと禁酒していれば、その後人並みに飲めるようになると信じていて、25年も断酒しても25年前と変わらないということである。
つまり、一度アルコール依存症者になったら一生アルコール依存症なのである。
お酒をやめたいのなら、どんな条件も付けてはならない。
いつか、酒への(妄想や麻痺)の耐性ができて、また飲めるようになるといった考えをもてあそんではならない。
(アルコホーリクス・アノニマスより一部参照・改変)
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いつかは治るという妄想を持っていると、いつかまた同じ過ちを繰り返すことになる。
なので、条件を付けて禁止しても、その後条件をクリアしたからといってよくなるわけでもなく、一生続いていくと認識しなければならないのだと思う。
条件があってもなくても、一生飲まなければ、それは条件の有無にかかわらないので、それはそれでいいかと思う。
しかし、症状がないのと、病気が治ったは別物と常々頭に入れといておかなければならないと思うのです。
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