皆さん、こんにちは。
今日のテーマは
「表計算の数式を活用する vol.4」
です。
前回は、Auction形式の落札手数料を計算しました。
今回は、
「Fixed price形式の落札手数料」を
計算したいと思います。
まず、Fixed price形式の落札手数料が
どのように決まっているかを確認してみましょう。
(図)表計算数式_落札手数料02-01.jpg
http://dl.dropbox.com/u/69793914/%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%95%B0%E5%BC%8F_%E8%90%BD%E6%9C%AD%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%9902-01.jpg
eBayページ
http://pages.ebay.com/help/sell/fees.html#if_fixed
落札手数料は出品しているカテゴリーによって変わりますので、
今回は「All other categories」に注目して考えます。
「All other categories」の落札手数料は、
落札価格が
●「$50以下」の場合:落札価格×11.0%
●「$50.01以上、$1000.00以下」の場合:(落札価格-$50)×6.0% + $50×11.0%
●「$1000.01以上」の場合:(落札価格-$1000)×2.0% + ($1000-$50)×6.0% + $50×11.0%
というように計算します。
これを表計算の数式にしてみます。
(図)表計算数式_落札手数料02-02.jpg
http://dl.dropbox.com/u/69793914/%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%95%B0%E5%BC%8F_%E8%90%BD%E6%9C%AD%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%9902-02.jpg
=IF(A3="Autcion",
IF(ROUND(E3*0.09,2)>100,100,ROUND(E3*0.09,2)),
0)+
IF(A3="Fixed price",
IF(E3>=1000.01,ROUND((E3-1000)*0.02+(1000-50)*0.06+50*0.11,2),
IF(E3>=50.01,ROUND((E3-50)*0.06+50*0.11,2),
ROUND(E3*0.11,2)
)
),
0)
数式として組み立てる場合は、順序と条件を変えます。
このように、順序は「逆」にして、条件はつぎのようにします。
●「$1000.01以上」の場合:(落札価格-$1000)×2.0% + ($1000-$50)×6.0% + $50×11.0%
●「$50.01以上」の場合:(落札価格-$50)×6.0% + $50×11.0%
●上記以外の場合:落札価格×11.0%
なお、今回の数式は「条件判断のネスト(入れ子)」が使われています。
条件判断のネスト(入れ子)とは、
条件判断した後に、さらに条件判断している状態です。
IF(E3>=1000.01,ROUND((E3-1000)*0.02+(1000-50)*0.06+50*0.11,2),
IF(E3>=50.01,ROUND((E3-50)*0.06+50*0.11,2),
ROUND(E3*0.11,2)
)
),
ネスト(入れ子)の場合、ほぼ100%、
後になって修正するときに訳が分からなくなります。
つまり、自分が作った数式の意味が解読できなくなりますので、
「字下げ(表計算ではスペースを入れる)」を使って
分かりやすくしておくと良いと思います。
タケ