2時間でわかる外国為替 (著) 小口 幸伸 | 白黒のブログ

2時間でわかる外国為替 (著) 小口 幸伸

2時間でわかる外国為替 FX投資の前に読め (朝日新書)/小口 幸伸
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評価 ★★★★

内容 ~


2007年4月のBISの調査では、外為市場全取引の 86%がドルとの為替です


ユーロ円はドルを介在しない為替の中で最も取引量が多い為替


外為市場での取引には、ドルの影響が最も強く表れる仕組みになっている


市場ではドルユーロ 27%、ドル円 13%、ドルポンド 12%の3つの通過ペアの取引量だけで全体の半分以上だ占められている(2007年4月)


外為市場全体の中での動きの指標となるのがユーロドル


市場全体の構造が理解の差が、ギリギリの場面で勝敗を左右する境目になる


為替の需要と供給の関係で為替レートが決まる


ビットとオファーの差の幅は市場の流動性を表している


実需の為替と投機の為替の理解も大事


一般に為替レートとは、直物レートのことを指し、2営業日後に資金決済する為替である(スポット)


スワップレートは、直先スプレッドとも言い、先物レートと直物レートの差を指す


世界の国の2割程度しか変動相場制を採用していない


実際は固定相場制(香港$etc.)や管理変動相場制(中国人民元etc.)を採用している国が多い


■ディーリングに必要な3つの専門性


1、知識…外為市場や金融市場、取引の仕組み、リスクヘッジの方法、貿易金融や外為法など、為替業務全般に関する知識

2、情報力…為替レートに影響を与える経済、政治、経済指標の予測など、現在進行形中の市場の情報を収集する力とそれを分析する力

3、収益力…実際の為替取引で利益を上げる力



収益力のあるディーラーはほぼ例外なく論理的ではありません


寡黙か、饒舌なら支離滅裂のことがほとんどです


一方、収益力のないディーラーほど論理的で、しかも明快でわかりやすい


相場の肝はギリギリの場面での判断力がものを言い、それが収益力の決め手になりますが、


そうした場面では、いくつかの要素がせめぎあっているため論理的に語れないもの


収益力のあるディーラーは常にその部分で勝負しているから、口を開けば支離滅裂となり


逆に収益力のないディーラーはそこを素通りして明確な世界でしか勝負していないから、判断が遅くなってしまう


時と場所を超えて儲けられる本当に優秀なディーラーは1割しかいない


(長期間にわたって収益をコンスタントに上げられ、環境が変わっても収益力を維持できるのは条件)


逆に収益力のないディーラーも全体の2割くらいで、残りの7割が一般的なディーラーです


個人も約1割の人が並みのディーラーよりも収益力が高く、約2割は損するだけの人です


為替取引に絶対の方法はなく、常に自分の方法を向上させる柔軟性が必要である


成功するには方法の問題だけでなく、個々人の性格が成績を左右する


20年以上ディーラーをやっている人たちのよいディーラーの条件とは


1、ストップロスを守れること=損失を限定させること


2、ここぞと思うときはポジションを大きく持てること


3、相場に謙虚なこと


要は、自己規律が強く、思い切りがよく、柔軟性があるということ


1、何においてもストップロスの実行が大切


基本原則は自分の儲けられる範囲内にストップロスを置くこと と


取引が継続できる範囲内に損失を抑えること の2つに尽きる


これができない人は損小利大となり、通算すると、損になる


勝率が高ければ、1回の損が大きくても通算でプラスになると考えがちですが

これは理屈の世界だけの話で、実際にこのタイプのディーラーはあまりいません


大きな損を出すディーラーは勝率も高くない


2、入り口より出口が大事


一般的に常に正しいポジションを持つ人はいません


最初の入り口を間違えたらもう終わりでは、丁半博打と同じ


力のあるディーラーとは、自分が間違ったポジションを持ったことがわかったら、

いち早くそれを見切り、素早く正しいポジションにつなげられる者のこと


これができるディーラーは、ポジションを持って初めて市場のリズムと言うものを感じるのか

ノーポジション時は相場観を聞いても魂が入っていない


3、真の専門性はポジションマネージメントで発揮される



高い確率で勝とうと思うな


簡単に儲かるなどと、自分のわずかばかりの経験を一般化している個人投資家の取った手法は、いったんいったん局面が変われば全く通用しなくなる


いつでも儲けられる人は世界に一人もいません


大事なことは、ある期間にいくら儲かるか、投資元本に対して何%のリターンがあるかです


儲けるパターンとしては、まず、1回の儲けの金額を小さいが儲かる確率を高くするやり方でです


あるいは、儲かるときは大きく儲けて損を小さくすれば、儲かる回数が少なくても利益は残せる(10勝7敗)


儲ける確率も高く、儲けるときは大きく負けるときは小さいのが理想のパターンですが、実践できるディーラーは稀です(10勝3敗)


一般人は、大きく儲けて損を小さくするやり方を目指したほうが成功する可能性が高い(1勝1敗)


まず半分以上は負けると考え、負けをいかに小さくするかのほうに精力を注いでください


自分の考えや行動に少しでも傲慢にならず、市場の流れに身を任せることが肝要です


決して自分の考えに固執してはいけません


素人であることを自覚して謙虚に相場に向かえ

一般人は順張りに徹せよ


逆張りで儲かると、プロ的で自分に酔います


自分は相場の天才ではないか、自分には相場が見えていると考えがちで、即座に大損という現実を見せつけられることになります


誰でも儲かるときにやれ


1年のうち何回か、トレンドが鮮明で誰でも儲かる可能性が高いときがあります


そんなときは思い切ってリスクを取り、ポジションを普段より大きくして、大きく利益を狙う


ストップロスを置け


相場で長い間、一定の成果を収めるために最も大事ことは、損失の管理


いかに損をするか、どの程度損をするか、損から何を学ぶか がプロのディーラーの資質といっても過言ではない


どんな人でも必ず損をします


損の可能性はポジションを持つたびにあるので、損と正面から立ち向かい、管理しなければ成功は望めません


思わぬ損をすると、相場を冷静に見る目が失われてしまいます


誰でも損を確定させるのは嫌ですが、自分で決めたことを守れないようでは市場に簡単につぶされてしまいます


一般の方はストップロスの原則を頑なに守るようにしてください


利食った後に後悔せずに、むしろ利食いは常に正しいと思って相場に目を向けないと、次のチャンスを失います


自分の考えが間違ったら素直に認めてペナルティーを払う



ユーロはドルに次ぐ二番手の通貨、受け皿通貨


ポンドを市場ではケーブルとかスターリングとも呼ばれ、高金利通貨


円は低金利通貨で避難通貨で、円高は速く、円安は緩慢に動きやすい


スイスフランは低金利通貨で避難通貨


オーストラリアドルは、オージーとも呼ばれ、高金利通貨であり、南アフリカのランドなど同じ資源国通貨


カナダドルはルーニーとも呼ばれる資源国通貨、輸出の8割、輸入の5割強が米国との取引など、米国の景気の影響を受けやすく、金融政策も似た傾向になります