ツキの法則 ―「賭け方」と「勝敗」の科学  (著)谷岡一郎 | 白黒のブログ

ツキの法則 ―「賭け方」と「勝敗」の科学  (著)谷岡一郎

ツキの法則―「賭け方」と「勝敗」の科学 (PHP新書)/谷岡 一郎
¥693
Amazon.co.jp

評価 上


内容 ~


勘や閃き、もうそろそろという考え方はギャンブルの迷信である


ギャンブル必勝法には、


リズムに関するシステム、変数に関するシステム、マネージメントに関するシステム


がある。


システマチックにギャンブルで食べてゆくには、賭け方や賭け金の工夫によって


全体の期待値を100%以上にすることが必要条件となる。



《大数の法則》 という絶対真理


賭ける回数を増やしていくと、期待値100%未満ならマイナス効果が出現する


早く確実に負ける金額設定とは、なるべく少しずつ多くの回数を勝とうとする心理と同一ベクトルをもつ


期待値の低い賭けに一度に何点も賭ければ、早く確実に負けれる


ギャンブルには、プロが存在しうる、実力が必要なゲームがある。・・・・ポーカー、麻雀


すなわち、実力がないのにプロに挑戦することは、カモになりに行くのと同じことである。


〈まだましな賭け方〉 ~ 


〇期待値の低い賭けには手を出さない


〇1,2点に絞って賭け、抑えは避ける


〇金額を同一にしない

 

 リズムによって変化させる


 時々、大勝負をかける


〇本命を避け、大穴を狙う ~ 期待値に注意


〇実力の必要なゲームに参加しない


要は、分散を大きくし、なるべく回数を減らすこと


そのためには、倍率の高い賭けを、賭ける金額に幅を持たせて賭ける



客観的なツキとは、統計上の必然的な偏り・ゆらぎである。


つまり、連勝・連敗は統計上必然的に起こる事象であり、


渦中にいる人がそれを、ツキがあると考えるだけである。


過去のその時点では、ツキやツキの流れの実体はないのであり、


未来に関しては純然たる確率論以外の予測は不可能である


単なる偶然の本当の正体を知らないことや、


人間の記憶の曖昧さによって、人は主観的なツキの存在を確信する。



A 100%確実に80$もらえる B 抽選で85%は100$もらえ、15%はゼロ


大多数の人は、Aを選ぶように 


確実なプラスに対する主観価値は、不確実ではあるがより大きな期待利益より高い 


主観的に判断される意思決定と、客観的(数学的)に判断される意思決定の間には、


相矛盾する構造が存在する


心理的収支計算において、大多数の人間は不確定な期待利益よりも、


たとえ劣っていても確実な利益を選択する



A 100%確実に80$損をする B 抽選で85%は100$損をする、残り15%はゼロ


今度は、大多数の人は、Bを選ぶ


このような行動は危険追求型と呼ばれ、本能的な損をしたくない、取り戻したい欲求が存在するためである。



人間とは、功利的な絶対基準よりも、主観的な価値観によって時として分の悪い行動をすることがある。


危険忌避型はプラスの価値を選択時、危険回避型はマイナスの価値を選択時に現れる



人間の数字、特に確率に対する感覚は、客観的事実からかなり隔たっている


例:50%と60%の差より、10%と20%の差の方が大きく感じる


   借金5000万円、借金50億円は同じくすごいと思うが、100倍も違うという感覚はない


ギャンブルにおいては、100倍になるのも、1000倍になるのも同じ感覚で、


100倍でも充分と感じてしまう数の無感覚を利用したものが多い


逆に小さすぎる数字に関しても、0.00083 と 0.0249 の差が30倍あると判断できない


また、ゼロとの差をはるかに大きい感覚がある