ツインソウルの彼の人付き合いの癖は、人に心を開かないことだ。ある一定の距離をおき、必ず逃げ道を用意した上で付き合う。だから、その付き合い方はとても表面的なもの。心はどこまでも引きこもっている。
しかし、見た目の良さと軽いノリから、周りからはとても社交的と思われている。
実は、彼と出逢った当初の私も彼を「ノリが良くて社交的な人」と思っていた。だが、彼と距離を縮めるごとに「こんな人だとは思わなかった」と実感することになる。どこまでも心の中に入っていけない「壁」を感じるのだ。
それでも、時折ふとのぞかせる彼の本当の気持ち。
そこに、彼の嘘偽りのない人間らしさを感じて嬉しくなる。
本当に彼を見ていないと気がつかないであろう、彼の本心。
周りのどれだけの人がこの気持ちに気づいているのだろうか?
私はそんな彼を知っているからこそ、今の彼が本当の彼自身ではないと理解できる。だから、何をされようが、どんな事を言われようが、私は彼を信じることができる。
彼から傷つけられたと感じた事は何度となくある。もちろん、私も人間である以上、その都度感情の嵐に見舞われる。苦しくて、辛くて、切なくて・・・それでも、彼が愛おしい気持ちに変わりはない。
こんな大変な気持ちを体験するたびに思う。
彼は、私を試しているのではないかと。
「こんな自分でも本当に愛してくれるの?」と。
彼のこの行為は、自己防衛に基づくものなのかもしれない。
これ以上、傷つきたくない気持ちからくる、身を守る術。
「どうって事ない振りをするのは、昔から得意だから・・・」
このひと言から、私は彼が無意識に我慢をする癖がある事を知った。
きっと、今までもたくさん傷ついた経験をしてきているのだろう。もしかすると、それは子供の頃からだったのかもしれない。
彼は、好き嫌いも激しい。
どんなに大好きでも大きなトラブルを経験すると途端に嫌いになるのだそうだ。それは、大好きであったが故になのだろうと思う。落胆した気持ちのもって行き場がないのだろう。自分を落胆させた人なり事なり物なり、全てが許せなくなるのだろうと思う。
彼は今まで、落胆したとき「どうって事ない振り」をしてやり過ごしてきた。だから、彼の中にはその時の負の感情がいまだに昇華されず渦巻いていることだろう。
我慢をせず、その時の感情をもっと感じて素直に表現できれば・・・
彼の心の壁の根本的な要因は、多分ここから来ているのだと思う。
そんな表面的なつきあいしか出来ない彼が、私と出逢った。
私との付き合いで、彼が私に信頼をよせているのがなんとなくわかる。
時々ではあるけれど、その素顔をみせてくれる。
が、信頼を寄せつつも彼は恐れから私を疑っているのだろう。
だから、私を試す行為にでるのだと思った。
きっと、全身全霊で愛することを怖がっているのだろう。
本当にこの人で大丈夫か・・・と。
それがわかるからこそ、私は彼の全てが許せる。
どんな彼でも、愛おしいと思う気持ちは変わらない。
だから、例え疑われても、彼を信じる気持ちを諦めないでいられる。
何が起きようと、私が彼を信じきることが大切な事なのだと思った。
そして、それは私自身を信じきる事でもあるのだろう。
彼が私を疑う時、私自身の信じる気持ちも揺らいでいるのだと思う。
信じる気持ちが揺らいでいる時、私は私自身を愛しきれていないのだろう。
自分を愛すること。
ツインソウルはそのことに気がつかせてくれる、最高の教師なのだと思う。