2026年シーズンのスーパーGTが、いよいよ明日に開幕を迎える。舞台は岡山国際サーキット。開幕前に行われた公式テストからは、今シーズンの勢力図が少しずつ見えてきた。

まずGT500クラスは、トヨタ・日産・ホンダの三メーカーがほぼ互角の状態にある。トヨタ勢はGR Supra GT500の安定したロングラン性能が光り、日産Z GT500は一発の速さで存在感を示し、ホンダ勢もNSX系GT500で着実に仕上がりを見せている。テストの段階からトップチームは完成度の高さを感じさせており、今季も僅差の戦いになることは間違いない。

一方のGT300クラスは、今年も“読めない”展開だ。トヨタ系のGR86やGR Supra GT300が安定した走りを見せる中、日産GT-R GT3勢、さらにMercedes-AMG GT3やBMW M4 GT3といった欧州GT3勢も上位に食い込み、まさに混戦模様。テストからすでに各車の差は小さく、コンディションや戦略ひとつで結果が大きく変わる状況となっている。
ただし、テストで速さを見せたチームがそのまま勝てるとは限らないのがスーパーGTの難しさだ。気温や路面変化への対応、タイヤマネジメント、そしてピット戦略――それらを本番でいかに再現できるかが勝負を分ける。
テストの内容を見る限り、2026年はGT500が三メーカー完全互角、GT300は例年以上の大混戦という構図になりそうだ。本命不在のシーズンだからこそ、開幕戦から何が起きてもおかしくない。
今年もまた、最後の1周まで目が離せない戦いが始まる。