囲碁界を憂う辞 | eba-igoyaraのブログ

eba-igoyaraのブログ

趣味の多さに目眩がする・・・

囲碁界といっても日本の囲碁界の話です。
桒原駿三段が休場することになりました。本人がその理由をXに書いています。
https://twitter.com/kuwabara_igo614/status/1786346703660167560
近い将来、囲碁だけでやっていける棋士の人数まで書いているのは珍しいです。土日祝日の対局、平日は夜に対局など改善策も書いています。

同様の憂いは芝野龍之介二段も最近書いていました。
https://twitter.com/igospicyspy/status/1730515330634813675
読売新聞も社説で囲碁の原状回復について書いたことがありました。
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240229-OYT1T50228/

このようになることは20世紀末から予測されていたことで、さまざまな人が警鐘を鳴らしていました。
そうならないように個人レベルで努力している人はたくさんいます。しかし、おおもとの日本棋院がこの憂いを真摯に受け止めて動きださないといけない時代に来ていると思われます。

 

-------------------------------
ここからはゲーマーとしての私の個人的見解です。
古来から人間の遊び事(ゲームなど)は数多ありました。遊び事は時代の要請により生まれ滅びるものです。
囲碁もゲームの一つです。チェスや将棋もそうですが、プロが生まれるゲームは奥が深いために、そのゲームに一生を捧げる人は多く、そのゲームを神聖なもののように特別視する傾向があります。しかし、何度も書きますが「囲碁もゲーム」の一つです。時代に合わなくなれば滅びてしまったゲームと変わりありません。
もちろん私も囲碁好きの一人として日本の囲碁が愛されて生き残るのが望ましいですが、連珠くらいの人口となったとしてもそれはそれで仕方ないと思います。

 

これから先は妄想ですが、囲碁も時代の要請から逃れられないとすれば、生き残るにはルールの改善が必須と思われます。
現代はスピードの時代です。映画を観るにも「倍速視聴」が当たり前の若者たちがいます。麻雀も最近は東風戦のみで1局などスピードが重視されています。そんな時代に1局1時間もかかるようなゲームは忌避されます。囲碁も15路盤以下の時代になるかもしれません。