闘牛の島に常勤で働き始めて7ヶ月が経過しようとしている。
やっと敗北を受け止めるだけの時間が経過した。
ライフワークのトライアスロン大会に参加するためと、島の医療が崩壊状態ということでこの島に来た。
鹿児島と沖縄の中間に位置し、観光客は一部奄美大島と屋久島には行くが、大勢は琉球方面に行き、奄美大島周辺に散在する離島には目もくれない、そんな離島中の離島の島である。
離島というと、以前宮古島の横に位置する伊良部島にも勤務したが、住民は皆お人好しで、日光が燦々と降り注ぐ夢の楽園みたいなものを想像していた。
しかし、この島は全然違う。
日本一の病院グループを率いる理事長がこの島の出身であり、他にも著名人が多い。
ヤクザ者の親分連中もこの島出身者が多いらしく、血の気の多い人々が多いのもこの島の特徴の一つである。嘘か真か真偽の程は不明だが、当院院長の話では、一部島の地域は倭冦の子孫らしい。
その地域は、血の気の多い者の中でも、特に戦闘的であり、勝手に戦闘民族と名付けている。
外来でも、「◯●の病気だと思うから、これに効く薬を出してくれ。」と勝手に診断までしてくれる。
それについて、長々と説明しても、自分自信の診断に絶対の自信を持っているようで納得してくれない。
たまには悪態までつかれる始末。ライフワークのもう一つである禁煙を勧めても、聞く耳すら持ってくれずに、病院敷地内でタバコを吹かせて帰って行く。
一回は凄まれて、警察に介入してもらった。
こんな島だが、どこでも同じだと思われるが大部分は友好的である。そしてトライアスロン大会もある。宮古島トライアスロン大会に出られなかった分、この島のトライアスロン大会に向けて1ヶ月前から島に入ってトレーニングに励もうと思っていた。
しかしこれが過ちだったと気付くのに2日もかからなかった。仕事が大変忙しく、練習どころか睡眠時間の確保すらままならないのである。またプールまで15km以上離れており、泳げる海も逆方向に同程度離れているのである。伊良部島とは圧倒的に違う練習環境の悪さである。
非常に若い男性のCPAを受け持つ事になり、昼夜治療に当たった。また病院の体制が非常に悪く、それを立て直すのにも苦心した。結局、十分な練習が出来ないままに本番を迎えたのである。
大会4日前ぐらいに病院全体で壮行会を行い、そこで目標タイムを大言壮語した。
スイム2km、バイク75km、ラン21kmで4時間45分でゴールすると宣言した。
このタイムは現役時代ならば何とか可能だったであろうが、この練習量では不可能に近い事は分かっていた。しかし自分を追い込む意味もあり、失敗すれば丸刈りになると、これまた宣言したのである。
かくして案の定、スイムから出遅れ、バイクではドラフティングに近い事をしても千切れ、ランでは最初の1kmから歩いてしまい6時間を過ぎる大惨敗を喫してしまった。
今までの人生も、ここまで大恥かいた事はない。
生き恥を晒し、丸坊主になり起死回生の復活を期してこの年末を迎えた次第である。
臥薪嘗胆。
薪のような固いベッドで寝て、苦い失敗を嘗める毎日。
やっと敗北を受け止めるだけの時間が経過した。
ライフワークのトライアスロン大会に参加するためと、島の医療が崩壊状態ということでこの島に来た。
鹿児島と沖縄の中間に位置し、観光客は一部奄美大島と屋久島には行くが、大勢は琉球方面に行き、奄美大島周辺に散在する離島には目もくれない、そんな離島中の離島の島である。
離島というと、以前宮古島の横に位置する伊良部島にも勤務したが、住民は皆お人好しで、日光が燦々と降り注ぐ夢の楽園みたいなものを想像していた。
しかし、この島は全然違う。
日本一の病院グループを率いる理事長がこの島の出身であり、他にも著名人が多い。
ヤクザ者の親分連中もこの島出身者が多いらしく、血の気の多い人々が多いのもこの島の特徴の一つである。嘘か真か真偽の程は不明だが、当院院長の話では、一部島の地域は倭冦の子孫らしい。
その地域は、血の気の多い者の中でも、特に戦闘的であり、勝手に戦闘民族と名付けている。
外来でも、「◯●の病気だと思うから、これに効く薬を出してくれ。」と勝手に診断までしてくれる。
それについて、長々と説明しても、自分自信の診断に絶対の自信を持っているようで納得してくれない。
たまには悪態までつかれる始末。ライフワークのもう一つである禁煙を勧めても、聞く耳すら持ってくれずに、病院敷地内でタバコを吹かせて帰って行く。
一回は凄まれて、警察に介入してもらった。
こんな島だが、どこでも同じだと思われるが大部分は友好的である。そしてトライアスロン大会もある。宮古島トライアスロン大会に出られなかった分、この島のトライアスロン大会に向けて1ヶ月前から島に入ってトレーニングに励もうと思っていた。
しかしこれが過ちだったと気付くのに2日もかからなかった。仕事が大変忙しく、練習どころか睡眠時間の確保すらままならないのである。またプールまで15km以上離れており、泳げる海も逆方向に同程度離れているのである。伊良部島とは圧倒的に違う練習環境の悪さである。
非常に若い男性のCPAを受け持つ事になり、昼夜治療に当たった。また病院の体制が非常に悪く、それを立て直すのにも苦心した。結局、十分な練習が出来ないままに本番を迎えたのである。
大会4日前ぐらいに病院全体で壮行会を行い、そこで目標タイムを大言壮語した。
スイム2km、バイク75km、ラン21kmで4時間45分でゴールすると宣言した。
このタイムは現役時代ならば何とか可能だったであろうが、この練習量では不可能に近い事は分かっていた。しかし自分を追い込む意味もあり、失敗すれば丸刈りになると、これまた宣言したのである。
かくして案の定、スイムから出遅れ、バイクではドラフティングに近い事をしても千切れ、ランでは最初の1kmから歩いてしまい6時間を過ぎる大惨敗を喫してしまった。
今までの人生も、ここまで大恥かいた事はない。
生き恥を晒し、丸坊主になり起死回生の復活を期してこの年末を迎えた次第である。
臥薪嘗胆。
薪のような固いベッドで寝て、苦い失敗を嘗める毎日。
