ここでは、5年前に行った世界一周の日記をご紹介しています。
いま現在とは異なる箇所もありますが、ご興味のある方は読んで頂けると嬉しいです。
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2010年1月3日
スイスのジュネーブを出て、
イタリア、ミラノに入った。
ジュネーブからはトリノの方が近いが、
ファッションでも有名なこの街の姿が
いかほどにスタイリッシュなのか
ちょっと見てみたかったからだ。
運良く晴れており、
早速ドゥオーモに行ってみた。
内部もさることながら、
その外観は美しい限りだった。
ガイドブックなどでは、この教会は
ファッションの街とリンクさせて
レースのような建物、と形容されるが、
僕個人としては、腕とセンスの良い
パティシエがホワイトチョコレートで
精緻を極めて創り上げたケーキか、
または、
神経質な彫刻家が何年もかけて掘り進めた
象牙のアートのような、
そんな印象を受けた。
城や教会の宝庫であるヨーロッパで、
これまで幾つも教会やお城を見てきたが、
クセのない美しさ、という観点では
ここのはトップクラスではないだろうか。
いや、クセが無いわけではない。
あのギザギザした多数の先端、尖塔と
呼ばれるそれが印象的で美しいのだ。
ガレリアという、大きなモール街にも
足を踏み入れた。
どこかでこのようなショッピングモールを
見た覚えがあると思ったら、あの
東京ディズニーランドの、入園してすぐにあるなんとかバザールにソックリなのだ。
それもそのはず、ディズニーランドの
あそこはこのガレリアをモデルに
作られたらしい。知らなかった。
しかし、なんだろう、
どの店もプラダやグッチのように高級な
店に見えて、コキタナイ貧乏旅行者は
若干気後れしてしまう。
しかしおかけ様で、スタイリッシュさは、
よーく分かった。
さて、こことは別に、ミラノに来たら是非、という場所があったので、少し足を延ばして行ってみることにした。
その場所とは、世界遺産、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会である。
ここは、あの天才ダヴィンチの『最後の晩餐』が壁に描かれている事で有名だ。
そんなものが、生で、しかもルーブル美術館のモナリザのようにものものしい感じでなく見られるなんて、これは興奮ものだ。
夕方になりかけていたがなんとか
駆け付けるも、残念ながら閉館中…
ダヴィンチの代表作のひとつが、
この中にあるのか。
今回は残念だが、いつかまたきっと、
とその場を後にした。
疲れを癒すために入った小さなカフェの
カプチーノが驚くほど美味しくて、
ここがカフェの国であることを思い出した。
宿のそばまで帰ってくると、
今日なんとなく感じていた頭痛が
本格化してきた。
自分を誤魔化しながら観光してきたが、
いよいよ辛くなってきた。
こんだけ毎日、目まぐるしく
動き回っていたら体調も崩すだろう。
幸いなことに、今夜の寝ぐら『Hotel ADA』のおかみさんは親切で、いろいろと
良くしてくれた。
今日はここの近場で身体に優しい日本食、
うどんでも食べて、早めに休むことに
しよう。
おやすみなさい。
