人の痛みを分かること。

人はみんな大なり小なり痛みを抱えていること。

痛いのは自分だけじゃないこと。

時折なにかに邪魔されて失くすモノがあるけど、
それは失くしたかのように思えるけど、
隠れているだけで見えなくなっているだけだということ。

スモッグや排気ガスに覆われた、澄んだ青空のように。


そんなことを教えてくれた映画でした。
監督:堤 幸彦
キャスト
井出野辰耶(ディノ):柳楽優弥
騎馬笑美子(ワラ):石原さとみ
柳元紳一(ギモ):田中圭
丹沢志緒美(タンシオ):貫地谷しほり
本橋阿花里(テンポ):関めぐみ
芦沢律希(リスキ):佐藤千亜妃
それぞれ大小悩みを抱える高校生たちが、
痛い思い出のあるところに包帯を巻いてあげることで心の傷を癒してあげるという「包帯クラブ」を作った。


ネットに開設したそのクラブにはたくさんの人々からの依頼が殺到。
『試合でオウンゴールを決めてしまって以来学校に行けない生徒』
『美容室で変な髪にされて抗議したら美容師に自分の顔を直せといわれた女性』
『廃墟でレイプされた女の子』

・・・・それぞれの場所に包帯を巻いて多くの人を元気付けてきた。

しかし、何か大きな傷を抱えるメンバーのディノ異常行動に他のメンバーの心配は募っていた。

また、ワラとタンシオの過去における友人関係の亀裂解消を試みたことによる新たな問題も発生していた。

それらを巡り、登場人物それぞれの想いが複雑に描かれている。


大きな傷を抱えながら、「まっすぐに」異常行動や危険な行動をとるディノを見ててとてもせつなくなった。
親友の痛みを分かろうとここまで出来るのか。

ここまではしなくても、人の痛みを分かることの大切さを再確認した。

大きな事件が多く、小さな傷が見過ごされてしまっている今。
その小さな傷が積み重なって、複雑な人間の心を蝕んで大きな傷になっていくんだと思う。

自分のことでいっぱいいっぱいだったり、
自分だって傷はあるけれど、

もっと大切な人のことも分かってあげられるようになりたい。


EAT EAT HAPPY