■今回の一冊━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』

著者:本田 直之/発行:2009年1月
価格:¥ 1,050(定価:¥ 1,050)
http://www.amazon.co.jp/dp/447979249X/ref=nosim/?tag=kotobanotik05-22

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■コトバの森━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

ただ「小さな面倒をやっておく」だけで、負の連鎖から抜け出し、
日々のストレスからも開放されます。
成果もあがって幸せな毎日を送ることができます。

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こんにちは!「コトバの森」です。


●著者は、自分自身を「究極の面倒くさがりや」だといいます。

著者のセミナーの出席者に「自分を面倒くさがりやだと思うか?」
と聞くと、9割の人は手を挙げるそうです。

そもそも人間は、程度の差こそあれ、みんな「面倒くさがりや」
なのではないか、と思っています。

あなたは自分のことを面倒くさがりやだと思いますか?


●今回の「コトバの森」のポイントは、

【 面倒なことは「小さな面倒」のうちに手をうとう! 】

です。

本書では、面倒くさがりやには、2つのタイプの人がいると
あります。

(1)堕落型の面倒くさがりや
面倒を避け、面倒から逃げ回ることで、かえって面倒くさいことを
増大させてしまうタイプ

(2)先行型・変革型の面倒くさがりや
できるだけ早い段階で面倒くさいことに対処するタイプ

面倒くさいこと、というのは、ほうっておくと複雑になったり、
とりかえしがつかなくなったりします。

本書では、(2)の面倒くさがりやになろうと薦めています。

紹介されている例を挙げると、

・面倒くさいから → 相手を変えようとしない
・面倒くさいから → いい人ぶらない
・面倒くさいから → 「朝5分」に一番力をそそぐ

など、一見逆説的ですが、効果的な法則がたくさん紹介されて
います。

何か面倒がおきたら、大きな面倒になる前に、早い段階で面倒を
処理するクセをつけてしまいましょう。


●別の角度から見ると、「面倒は、可能性に満ちあふれた種だ」
ともいえるようです。

画期的な発明や有用なサービスは、「面倒くさい」という思いから
生まれている側面があるのです。

例えば、

「馬で移動するのは面倒くさい」 → 自動車の誕生
「列車や船で移動するのは面倒くさい」 → 旅客機の誕生
「お店に出かけるのは面倒くさい」 → ネットショッピングの誕生
「カセットやCDを持ち歩くのは面倒くさい」 → iPodの誕生

といった具合です。

つまり、あなたが「面倒くさい」と思った物事は、それらを改善
していくことで、自分が求めていた新しい良い習慣を手に入れる
チャンスでもあるのです。

将来、人生やビジネスで起こりうる「大きな面倒」を打ち消したい
人には、本書の思考法はとても役に立つはずです!


【 本書について 】―――――――――――――――――――――

●今回の一冊は、累計73万部を突破した「レバレッジ」シリーズ
著者の最新刊。レバレッジの原点ともいえる「逆転の発想術」を
惜しむことなく披露した一冊です。


●本書のテーマは「面倒くさいことを最小限にして成果を出す」こと。
著者自身が試行錯誤して実践している行動や思考のノウハウを
具体例を交えて55個の法則として紹介しています。


●自称「面倒くさがりや」の著者が実践しているということで、
本当にすぐに実行にうつせそうなテクニックが満載です。

「究極の面倒くさがりや」が成功する行動パターンをあなたも
インストールしてみましょう。

成長スピードが確実に加速するはずです!


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▼コトバの森▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

旅行では絶対やらないはずの「目標のない行動」を、旅行よりも
ずっと大切な仕事や人生において、なぜかやってしまう。
行き当たりばったりの人生を歩んでしまう。
そんな人が、あまりにも多いように思います。

「変えられないもの」に執着することは、時間の無駄であるばかり
か、余計なストレスを増やすだけの、非常に面倒くさい行為です。

言い訳が先に出るということは、動く前から自分にストップを
かけること、つまり行動力がゼロになることを意味します。
時間がないから、忙しいから、会社員だから、会社が小さいから、
給料が安いから、上司がダメだから、学歴がないから、景気が
悪いから等々。普段のあなたがどれだけの言い訳を口にしているか、
チェックしてみましょう。人は言い訳を口にするだけ、マイナスの
複利がかかっていきます。
そして「できる理由を考える」というプラスの思考ぐせをつけて
いきましょう。

考えるという行為は物事を複雑化させるためにあるのでは
ありません。物事を単純化していくため、われわれは考えるのです。

目の前の短期的な利益より、長期的な利益を優先して考えるように
しましょう。


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▽著者プロフィール▽――――――――――――――――――――

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長兼CEO。
日本ファイナンシャルアカデミー取締役など、日米で複数にわたる
企業の重役を兼務。
年の半分をハワイで生活するデュアルライフをおくっている。
著書に73万部超のベストセラー『レバレッジ』シリーズがある。

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今回ご紹介した本――――――――――――――――――――――

『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』

著者:本田 直之/発行:2009年1月
価格:¥ 1,050(定価:¥ 1,050)
http://www.amazon.co.jp/dp/447979249X/ref=nosim/?tag=kotobanotik05-22

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最後まで読んで頂き、本当にどうもありがとうございます。

■編集後記――――――――――――――――――――――――■

今回紹介した本書で、僕が早速実践したのは、「面倒くさいから
二度寝しない」という早起きの法則。

本田さんは、早起きについて二つのポイントを挙げていました。

一つは、カーテンを開けて寝ることで、朝日で目を覚ますこと。

もう一つは、起きた後の行動パターンを決めること、でした。

本田さんは、起きたあと、新聞をとりにいき、水を飲み、
部屋の換気をすることで、少しずつ目を覚ましていく習慣を
持っているとのこと。

僕はさっそく次の日にこの方法を試してみたのですが、本当に
気持ちよく起きることができました。
寒くて、換気することはできませんでしたが・・・(笑)

これも、健康のため等ということではなく、早起きする習慣を
身につけないと、あとあと「面倒くさい」からということ(笑)

ここまでいくと、なんというか、徹底ぶりがもの凄いです・・・!

でも、動機はなんであれ、こんなふうに良い習慣をひとつひとつ
積み上げることは、成長にとても重要だと思うのです。

本書は本当にお薦めで、本田さんの本を読んだことがない方の
入門書にも良いと思いますので、ぜひ読んでみて下さい。

そして、ひとつでもいいので、行動にうつしてみましょうね!


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本を読みましょう。
いいことを考えましょう。

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それでは、次回もどうぞ宜しくお願いいたします!!