3月に入っても相変わらずボートの営業ができない日が続いています。
毎年この時期はこんな天候ですから驚きませんし普段できないことに手が出せる好機として意外と忙しく過ごしています。
今年はマイ海図用のデータだけ集めて図面として完成させていない場所が沢山あったのでそれに手を付けることにしました。
その作業を進める中で海図作成ソフト「リーフマスターV2,0」に今まで気が付かなかった便利な機能があることを見つけたので紹介させてください。
魚探で集めてきたデータを等深線にする際に一番厄介なのが記録データの異常値を見つけて修正する作業です。
記録されたデータに一点の異常値があるだけで実際に存在するはずのない高根が表示されたりします。
例えば・・・これば沼津湾口野のマリーナ前の岩礁ですが生データをそのまま等深線にするとこんな見え方になります。
どう見ても赤丸のところが不自然ですよね。この状態では図面化はできません。
リーフマスター内で読み込んだデータを再生すると記録値と実際の水深を表す画像に差がある部分が表示されることに気が付きました。
下のキャプチャ画像の右側の再生ウィンドウで見ると、左から海底のラインに沿っていた黄色い線と黒い点(記録データの数値)が突然海底から浮き上がっているところがあります。これが異常値でこの部分のデータが上のような変な等深線を作る原因になっています。
飛び上がっている点を海底までマウスでドラッグするだけで異常値補正がその場で完了します。
データの全航程をサクッと修正して図面用の等深線を作成するとこんなにきれいなものになります。
リーフマスターの日本語マニュアルにもこの項目を書き加えようと思っています。
追記・・・岩礁の広がりをシェードで可視化して完成させた口野のマイ海図を↓にアップしました。一枚210円、口野海域4枚セットで760円です。
https://mykaizu.postserv.org/e_items/index/0045