昨年から管理人は中深場のスロジギにはまっています。
狙いはアカムツ・クロムツ。
川奈でも時々やりますがボートハウスの定休日の火曜日は川奈沖の禁漁日なので自然と沼津方面のレンタルボートに足が向きます。
最初はボートを流しながらの餌釣りを楽しんでいました。
ある時テレビで見たジギングを試してみたくてやってみたらこれが最高に面白い!
底で躍らせているジグに感じる違和感に合わせを入れた時のドスンという手ごたえとグイグイッと手元に伝わるファイト。
巻き上げの途中で暴れるのをいなして水面まで上げてくる緊張感。
たまりませんなあ^^
ボートを走らせながら魚影を探してジグを落とす釣り方で更に釣果が伸びてからはもっぱらジギング一辺倒です。
これは川奈沖で244メートルの緩やかな斜面で捉えた魚影です。
使用している魚探はロランスのHDS7Gen3とB258という1Kwの振動子。
この振動子200kHzと50khzの2周波を発生し、到達深度ならば50KHzで軽く600メートルは超えるはずです。
最も特徴的なのはその指向角、200kHzは3度のナロービームです。この200kHzでも350メートル位の魚影をはっきり映します。
ボートのほぼ真下の300メートル前後の深さの魚影を200kHzの高周波で捉える性能こそが深海スロジギに最適なんです。
映った魚はほぼボートの真下にいるはず。
もちろん潮の流れがあるので必ずしも映った魚影をジグが直撃しないことも多いですがかなりの確率でヒットします。
問題は携帯性、この振動子は30フィート以上のプレジャーボートや漁船の船底を貫通させてセットするように作られているので携帯するなんてハナから考慮されていません。
大きくて重たい。
でも、何とかレンタルボートに持ち込みたい!
自作のブラケットで自分だけ楽しんでいては申し訳ありませんから今年のシーズンオフには是非普及版を作ろうと心に決めていました。
こんな感じで試作第一号ができました。
従業員Aでも軽々持ち運べる携帯性が実現されています。
ボートのエンジン脇にこんな感じでセットできます。
もちろんポイントまで走るときはワンタッチでチルトアップすることも可能。
ミンコタの海水仕様のエレキのクランプを使っているからとにかく軽くて頑丈です!
ボートをグイグイ引っ張るモーターの推力を支える強度を持っているクランプですから重たい振動子もシッカリ支えてくれます。
新しくレーザーカッターで5ミリ板厚のステンレス材を切り抜いて作った振動子金具も良い感じでフィットしています。
もちろん振動子ケーブルはパイプイン。
既に各部品の手配の目途は付いていますので春の発売に向けてボートの縮小営業の今のうちに工作室で加工にいそしみます。
レンタル艇での深場スロジギ用魚探セット、シーズンインに合せてそちらも準備中です^^