2016/03/17(木)のワカバが出演した、平成27年度自殺防止!えどがわキャンペーンのイベント「いのちのあかりを届けたい」のこと。

ポスター


皆さんは、日本全国で年間どれくらいの自殺者がいるか知っていますか?私は考えたこともありませんでした。

H22年に3万人を超えていましたが、そこから年々減っていき、H26年には2万5千人に減ったそうです。

でもだからと言って「減っているからそれでいい」の?というのが最初の質問でした。

人が自殺をするのには、いろいろな理由が、人それぞれに重なりあって、最終的に自殺を選んでしまう。

例えば【失業者】は失業して生活苦で、多重債務に追い詰められ、うつ状態になり自殺を選んでしまう。
【学生】はいじめにより自殺を選んでしまったり、親子間の不和から引きこもりになり、うつ状態になり将来生活への不安で自殺を選んでしまう。

などなど、労働者は労働者の悩みで、自営業者は事業不振により、主婦などの就業経験のない無職者は家庭の悩みにより自殺を選んでしまう。

自殺率は20%というのは何に対してなのか、日本の総人口人口に対してであったとしたら、5人に1人が自殺しているとは思えないし、そうであれば、日本の人口は1億3千万人なので、その2割というのは2千6百万人になるかと思うので、そうではないように思いますが、未遂を含めた値であることは確かだと思います。

そしてそれは世界8位で米国の2倍弱、英国や伊国の3倍に当たるそうです。

そのうち、40~60代の男性(父親世代)が全体の35%だそうです。

そしてまた20~30代の死因一位は自殺で、自殺者減少の20代の減少幅は小さいそうです。

また男女比は7対3で、自殺率の国際比較は男12位で女3位。

1人が自殺で亡くなると、平均4~5人が遺族になる計算で毎年12~15万人が遺族になっていて全国に300万人超の遺族がいるそうです。国民の40人に1人の計算だそうです。


幸い私の家族親族の中には自殺者はいないと思っていましたが、父が離婚した継母の家系で女優をやっていた従姉妹が私がまだ学生の頃に自殺をしていたことを思い出しました。


江戸川区(たぶん他の地方自治体などでも)では相談会や未遂者支援活動、自殺防止連絡協議会の設置、いのち見守り隊養成、自殺防止キャンペーン、メンタルチェックシステム「こころの体温計」などを実施しているそうです。


NPO法人 LIFE LINK 代表の清水康之さんとワカバが出会ったのは、ワカバの楽曲「あかり」を清水さんに紹介された方がいらしたようです。


ワカバの「あかり」は、いわゆるワカバの追っかけファンの子がいつも最前列に居たのに、ある時からずっと姿を見なくなってしまって、周りのファンの子に聞いてみたところ、自殺してしまった。と教えてもらったそうです。

ワカバはショックを受け、自分達の歌は彼女に届かなかったのかと落ち込んだそうです。そしてもう2度と自殺する人がでないことを望み、生み出したこの「あかり」という曲は内閣府「いのち支える(自殺対策)プロジェクト」キャンペーンソングに起用されました。

ワカバ「あかり-donationmusic ver.-」PV

私が最初に買ったワカバの CD がこれでした。リリースイベントが実家の最寄り駅近くのショッピングモールであった時に行って、初めてワカバに握手してもらいました。購入特典のあかりにちなんだろうそくは今も使わずに持っています。


実は私も学生の頃や小学校の頃に自殺を考えたことはありました。今はもうどんなことがあろうとも自殺は考えないことにしました。なんちゃってクリスチャンだからではありません。

大学進学の時に滑り止めで受けた大学は受かりましたが、行きたいと思っていなかった大学なので、浪人して、その浪人中に思いつめてしまいました。

「人間って何のために生きるんだろう?」「何を目指して生きるの?」「ゴールはどこ?」

散々悩んでたどり着いたのが「誰の人生でも結局最後のゴールは『死』?それなら何をしても最後はみんな無駄になっちゃうんじゃない?一生懸命勉強することも、食べることも、恋愛することも、何もかも…。」

そうしてこの悩みから抜け出せずに、結局次の年の受験も惨憺たる結果となり、何とか某短大に入りました。

その後、プロテスタント教会で同い年の宣教師の娘さんと親しくなり、受洗し、自殺はしてはいけないと教わったこともありますが、自分自身で「自殺ほど親不孝はないだろうし、『このために自分は生まれた。』ということが何もないのに自殺してしまっては、生まれてきたことすら無意味にしてしまう。人間は生を全うしなければいけない。」そう思うようになりました。


今回ワカバは自分達で今月いっぱいで無期限活動休止を決めたということで、日々精一杯歌い続けていると思います。

私はまた活動再開したワカバに再び出会えるものと信じています。

去年春にリリースした見せたいもの。亮さんが入院するおばあちゃまのために作った曲。残念ながらCDになる前に天に召されてしまったおばあちゃまもきっとこの歌、聴いてくれているかと思います。

このCDで1年間毎日ストリートをやり、手売りで5,000枚売れなかったら無期限活動休止をすると決めていたようですが、今年の初めにその無期限活動休止を発表して、私も本当に驚きました。

こんなにいい歌でも叶わなかった目標。

ワカバ 『見せたいもの』360° Music Video Clip


自殺対策支援センターライフリンク

アナタのその一言で救われる命があるかもしれない…。