昨夜、第二夜が放送され、今、第三夜が放送されています。百田尚樹さん原作の「永遠の0」。

永遠の0

『出版当時の読者層はわずかな60代以上の男性が占めていたが、口コミで次第に広がり2013年以降は特に10代・20代の読者も増加した。累計販売部数は2013年12月時点で約480万部に及ぶ。映画のヒットや作品の普及につれ少なからず反響が起こり、読者として安倍晋三を始め政界、芸能界、法曹界、スポーツ界の著名人が取り上げられるとともに、その賛否も話題となった。批判としては「特攻を美化している」「戦争賛美」といったものであり、これについて著者である百田尚樹は自身のTwitter等で、「私は『永遠の0』で特攻を断固否定した」「戦争を肯定したことは一度もない」と述べ、テーマは「生きるということ」と「戦争を風化させないこと」と語っている。』

この作品に関しては、賛否両論あるそうです。

肯定的評価の中には、読者である元零戦搭乗員の笠井智一さんが

、「戦争で若者が死ぬのは悲しいことです。二度と戦争を起こしてはなりません。ただ、あの時代、若いパイロットたちは皆、日本を、日本人を守りたいという一心だけで命懸けで戦っていたのです。その思いだけは語り伝えたいのです。」

と映画の試写を鑑賞して感動したそうで、そう語ったそうです。


否定的評価は、戦争、特攻を美化している。といったものだそうです。

『アメリカ海軍の関連団体アメリカ海軍協会(英語版)は、2014年4月14日付の記事「Through Japanese Eyes: World War II in Japanese Cinema(日本人の目に映る『映画の中の第二次世界大戦』)」の中で本作の好評を危険視し、最近の日本の戦争映画について「戦争の起因を説明せず、日本を侵略者ではなく被害者として描写する」「修正主義であり、戦争犯罪によって処刑される日本のリーダーを、キリストのような殉教者だと主張している」と批判した』

私はやはり肯定的です。特攻を美化しているとはあまり感じませんでしたし、この作品のメッセージはやはり、「1人の命も無駄にしてはいけない。戦争は悲惨なものだ。」ということだと思います。日本の戦争映画のメッセージは全て過去のことよりもむしろ「未来に同じ過ちを犯してはいけない。」ということだと思います。

特攻隊員は生きて帰れないことを覚悟していきますが、「後に残る愛する人達を救うため。自らの命をささげる。」と自分に言い聞かせなければ、とても敵に体当たりでぶつかってはいけない。確かにそうだったんだと思います。

特攻を拒否することもできたのか、事実は知りませんが、もしも事実であったとしたら、卑怯者だと思われたくなくて拒否できなかった。というのは日本人の気質としてありうることだと思います。


結局、向井理さん演じる主人公の宮部は、何故最後に特攻を希望して自ら空に散ったのか?私はやはり自分が指導したパイロットがどんどん若い命を失っていくことに耐えられずに、自分が代わりとなることで1人でも命を救えれば…。と考えたのではないかと思います。

結婚して1週間しか生活を共にしていない妻と子のために、必ず生きて戻る。と約束して出ていったのに。

確かに美化していると言えるのかもしれませんが、もしも今度日本が戦争をするようなことになっても、特攻隊は構成されないと思います。大国、先進国アメリカを相手に日本がアメリカをてこずらせたのは1人1人の戦士の思いもよらない、捨て身の無謀さだったと思います。


私がこの「永遠の0」に興味を持ったのはV6の岡田準一さん主演の映画が話題になっていたのに、結局映画館に足を運べなかったからです。


韓国の貯水池に邦人留学生遺体…氷割れ落ちる?
読売新聞 2月15日(日)21時3分配信


邦人留学生が行方不明になったこと、その邦人留学生を探すために韓国警察などが総力を上げて捜索してくれていたというネットニュースを見たことがありましたが、私はまさか、韓国留学をカムフラージュにISILに参加したりはしてないだろうなぁ。ってちょっと心配していました。

貯水池で遺体で発見されたことも残念ではありますが、ちょっとホッとしました。


今年は世界で戦後70年ということで様々なイベントがあるようですが、とにかくまずISILの活動を終わらせることが先決問題な気がします。