最近よく見聞きするHSP(Highly SensitaPerson)「とても繊細な人」という言葉に、自分は絶対この気質があるとわかっていながらも、いまいち当てはまらない感じがしていました。
HSPの属性は「DOES」の頭文字で表されて、その全ての性質を持っているとされています。
D=処理の深さ(Depth of processing)
O=刺激を受けやすい(Overstimulated)
E=感覚的反応性・高度な共感性(Emotional reactivity and high Empathy)
S=些細な刺激に対する感受性(Sensitivity to Subtle Stimuli)
定義によると、結果的に人との関わりを避けがちになるのですが、私は人が好きで関わっていないとダメになるタイプ。
これはなぜだろう?と不思議だったのですが、HSPには内向型と外向型(HSS)があることを知って、初めて私は外向型のHSS型HSPだということがわかりました。
自分の特徴をあげるとキリがないのですが代表的なものを列挙してみます。
まずはHSPの傾向だと思うこと。
・何でも深く考えてしまう
・親さに関わらず人の考えている事が手に取るようにわかる
・他の人が怒られていると自分まで辛くなる
・暴力的なシーンなどは辛くて見れない
・人と長時間一緒にいられない
・人の多い所に行くと疲れ果てる
・大きな音が苦手
・強い臭いが苦手
・びっくりしやすい
・動物や物にも感情移入して大泣きしてしまう
・観ていないテレビの音が不快で仕方ない
・目覚ましや着信音で心臓バクバクが止まらない
次にHSS型の傾向だと思うこと。
・何でも挑戦してみたい
・仕事などで同じことを2回以上繰り返すのが耐えられない
・行動力がある
・飽きるのも早い
・人と関わっていたい
・人や物から新しい刺激を常に受けていたい
・でもいざ人と関わると起き上がれないほど疲れ果てる
こんなところでしょうか。
人の感情をまるっと受けてしまうので、人が自分をどう評価しているかがわかってしまってそれに一喜一憂することが昔はよくありました。
でもさすがに40歳近くになって、マインドセットを覚えて人の評価は全く気にしない「ふり」を出来るようになりました。
あくまでも「ふり」なんです。
これが多分HSPの辛いところで、変わることが出来ないんですよね。
頭の中では完全に吸収しちゃってるんですが、それによって心が乱されないように振る舞えるようになっただけで、精神の消耗は起きているわけです。
人といるうちはこれを絶えず繰り返しているので疲れ果てます。
たいてい週末は疲れた頭を休めるのに丸一日は必要で、消耗度が高い時は土日丸々かかって復活する感じです。
最近、こんなんで今後どうやってキャリア形成してくんだ、と真剣に考えています。
真剣に考えちゃうのもHSPの特徴かしら?
マイペースに人に会いたい時だけ会って、疲れたら休んでもお金が入る仕事が無いかを模索中。
私の周りの似た気質を持っている人は、みんなフリーランスになっているけど納得の選択です。
やりたい!が爆発して収集つかなくなるのも、多分HSS型HSPの特徴なんだろうなぁと思います。
あれこれ手を出しても身にならないのもまた特徴。
そんな私が今の会社に8年もいることが奇跡です。
異動が多くて節操の無いところが意外と自分に合っているのかもしれない。
なるほど。
だから子育ても、苦じゃ無いのかもしれない。
子どもの変化や一筋縄じゃいかないところが楽しいんですよね。
色んな障害や病気に名前をつけるのはあまり好きでは無かったのですが、HSS型HSPだと自分をカテゴライズしてみたらとても気が楽になって、これからの人生をもっとストレス無く楽しめるかもしれないと思えるようになりました。
私のプロフィールはそういう視点で見ると、HSS型HSPの簡易説明みたい。
同じタイプの人がどんな仕事に就いているか、これから情報収集してみたいと思います。
(あ。こうやって情報かき集めたくなるのも、やっぱりHSS型HSPの特徴か?)