中学3年に発症して以来かれこれ20年以上片頭痛持ちです。

私の片頭痛は初めから今まで必ず閃輝暗点という前兆を伴う頭痛で、痛み出すと最低でも3時間くらいは吐くほどの痛みが続きます。
眠れちゃえばこっちのもので、深く眠れてスパッと起きた時は頭痛が抜けてちょうど3時間経過している、というパターンがほとんどです。

10代〜20代は、前兆がくると30分後にはトイレと暴れられる寝床を確保しないと、頭痛と嘔吐で大変なことになっていました。

これまでに試した特効薬は3種類です。

20代前半はマクサルトをよく処方してもらっていました。
前兆が終わって頭痛が始まったらすぐ飲む→吐き気が先に来ちゃって薬味の嘔吐を何度か繰り返して疲れ果てた頃にコテンと寝るパターン。

今思えばマクサルトは私には効いてなかった。
でも痛すぎてもがいてるとそんな考えもぶっ飛んで、寝れば治っちゃうしの学ばない日々(アホなんですよ)。
いや、あまりにもバファリンも何も効かないから、片頭痛って耐えるもんだと思ってたんです(アホなんですね)。

30歳近くになってからはゾーミックを処方してもらいました。
これはマクサルトとは違って頭痛そのものに対しての効き目を感じました。
が、吐かないと治らないのは変わらず。
何度か吐くとコテンと眠れるんですね。
不思議なんですが。

直近ではリザトリプタンを常備しています。
今この薬が効いているのか、自分の体質が変わったのかを片頭痛のたびに確かめているところです。

と言うのも、たまに飲むタイミングが無く片頭痛を迎えても、吐かず寝込まず過ごせる事が増えてきたからです。
30代半ば頃から、特効薬ではなく市販薬のイブを飲んでも眠れるようになったので、これはやっぱり体質の変化が関わっていると思いますが、一応特効薬は常に持ち歩いています。

片頭痛持ちだった知人(50代前半)曰く、血管がだんだん弱ってくるのか、閃輝暗点はあっても頭痛が来なくなったよ。
もう少しだから頑張れ!

だそうです。わかる気がします。
産みの母も同じことを言っていました。
遺伝しちゃったみたいだけど多分治るよ!って。

私の片頭痛は過度なストレスから解消された時に起こりやすいです。
さらに誘発因子があると一発でアウト。

雷金曜の夜か、土曜の朝
雷仕事で大きなタスクを終えた直後
雷心臓が飛び出るほど驚いた直後
雷木漏れ日や反射光を眼球で一直線にキャッチした時
雷タバコの煙を吸った後
雷香水や化粧品などの強いケミカルな匂いを嗅いだ後

初めて発作が起きたのも、中学3年で吹奏楽部員として最後の本番を終えた時でした。

ストレスに弱いのか、ストレスに耐えすぎてるのか。
多分後者ですね。

ストレスから解放される
癒しホルモンで血管収縮役のセロトニンが「おっ、もうリラックスしてるみてぇだから、オイラもう出番ねぇな」って分泌量を減らす
血管が拡張してちかがドクドク流れだーす!
=痛い!!!

なのでこのメカニズムを辿らないように常にフラットでいられるように心がけているんですが、これがなかなかうまくいきません。

好奇心旺盛なくせに、疲れやすい。
人が好きなくせに、疲れやすい。
フラットでいたいのに、つい頑張っちゃう。

あと10年は続くのかな。
血管が弱る日を楽しみに待つって、何だか怖い。