Yahoo!ニュースの
を読んで思うこと。

新型コロナによる休校が決まった瞬間、我が家は誰に相談することもなく日中の息子は留守番が当たり前でしたが、そうでないご家庭が多いことに今でも驚きです。

何世代も親に恵まれてきた家系なんだろうなぁと思って羨ましくもありますが、子どもは先々自立が大変だろうなぁとも思ってしまいます。

片親家庭なら共感してもらえる方も多いと思いますが、私は「自分の身に何かあったら息子はどうなるんだろう」ということを常に考えて過ごしています。

少し脱線しますが、日頃から息子には勉強面や生活面でも小手先の『技』ばかり覚えても応用の効かない頭になっては欲しくないと思っています。

今どんなに、成績が悪くたって、宿題やらなくたって、洗濯物を放り投げていたって
「なぜそれをやる必要があるのか?」
「それをやらないと誰がどうして困る?」
「自分にとってその状態はいいこと?悪いこと?」
を常に考えさせるようにしています。

私は一切、息子のやることや考えには口出しをしません。
先日は「この頃さすがにママは疲れたよ。少しは協力してほしい(穏やかに変換)」とキレましたが。これは息子のやることに口出ししたのではなく、私の欲を一方的に押し付けた形ですね。反省。。。

そうすると子どもって、自分の意思で行動して、振り返って、次に自分がよりよいと思う行動が取れるようになっていく気がしています。

それが道徳的に違っていると思われる時や、本人や他人が危険なことになる場合だけ、きちんと話をします。

小学生が一人で家で留守番をするのは危険と判断するご家庭があるのは当然のこと。
ただ、そのような状況が今後訪れないという保証はどこにも無いはずです。

結局のところ子どもが自立するためには、親が子どもを信じるしかない。
不慮の出来事が起こるかもしれなくても、その時に子どもが取る行動をただ信じるしかない。
辛いけど子育てしていくってそういう事だと思うんですよね、

最近よく『自己肯定感の強い子に育てる』と言った言葉を目にします。

私はカウンセラーでもなんでもないですが、自分の生い立ち(これまた波乱万丈ですがいずれまた書きます)と子育ての経験から、自然と『自己肯定感の強い子を育てる方法』を体得できました。

他所様のお子さんを見ただけで、どのような子育てをされているか、どのような家庭環境かが、手に取るようにわかってしまいます。

これは不思議なんですが、すでに小学5年生の息子も同じらしく、色んなお友達について考えることはあっても、悩んで思い詰めたり学校が嫌だとか、あの子が嫌いといった考えにはなりません。
息子曰く「どうしてあの子がそうなっちゃったのかがわかるから」なんだそうです。
親って本当に責任重大だなぁと思わされました。

中学生になったら急に留守番が出来るようになるわけではないし、社会人になったら急に精神的にも自立して、よい判断が出来るようになるわけではない。
日頃から親が意識して接していくか、よほど子ども自身が「変わりたい」と強く思って行動しない限り、難しいです。

子どもは生まれた瞬間から『個』であって、親は自分とは違う『個』を育てるということを理解する必要があると思います。

私たちニンゲンは新型コロナには色々と試されていますね。
日頃の健康管理や、人間関係、仕事への態度、モラル等々。
親の私たちがまず、よりよい判断ができるようになりたいですね。