ファンダメとテクニカル、それと。。。

 fxの解説書に必ず出てくるこの言葉。解説書の大半はテクニカルの内容で、もともとが学習嫌いの私はどうしても理解することができず、3日ボウズで投げ出して実践に入った。やりながら覚える体得型の典型。

 世の中には有能な人がいて本を読むだけで相当な腕前になる人がいる。私が40才の頃、中国に駐在したとき、3ヶ月だけ中国語を現地大学生の女の子から習ったことがある。ある日この大学生が日本語の論文を書いたのでレビューして欲しいと言ってきた。日本の方言に関する論文だったが、非の打ち所がなく素晴らしい内容だった。てにをはを直すのかなくらいに思っていた私はそれを読んで、的確で巧みな文章力に大いに驚かされた。fx解説本のレベルではなかった。勿論このブログなど足元にもおよばない。しかも、日本に一度も行ったことがないという。私はいつ何時も自画自賛してしまう人間だが、自分をちょっとだけかわいそうに思った。学習型の習得の方が体得型よりもはるかに効率がいいに決まっている。日本に行かなくてもすむからな。。。

 ファンダメ

 fx界ではファンダメンタルズのことをどういうわけか知らないがファンダメと略して言う。テクニカルはテクニと言わないのに。一貫性がないのだよ。。。英語の意味は知らないが、多分、環境要因のことじゃないかな。戦争とかの国際問題や金利を上げるとか緩和するとかの政策なんかのことをファンダメと言うんだと思う。まぁ、テクニカルも含めて正確なことは解説本を見たほうがいい。

 ただ、国際問題や政策についてテレビや新聞の解説や論説を私は占い程度にしか思わない。解説員は予想を外しても責任とらなくていいから。たとえば、今回の戦争でロシアの資金が枯渇すると言った解説員は私が決めていいなら全員クビ。 ニュースは事実だけ伝えるほうがいいんじゃないかな。細野晴臣、坂本冬美、忌野清志郎のユニット、HISのテーマはおれの言いたいことそのもの。"情報を無視〜、ハイテクを駆使〜、His〜"。聞いた瞬間しびれたな、というかゲラゲラ笑ったぜ。

 テクニカル

 テクニカルとは技術的ということではないかと思う。というか、もしそうならテクニックでいいんじゃね。わかりやすいし。テクニックと聞くと本質をついてないというような何か悪いイメージがあるからかなぁ。

 fx界でのテクニカルの意味は、多分、売買動向をグラフ化したものを読み解いて取引することだと思う。グラフは10種類以上ある。基本的にどの種類のグラフも価格と時間がベースになっている。因みにそのグラフのことをチャートと呼んでいる。これもグラフでいいんじゃね。。。私が使っているのは、移動平均線、一目均衡表、スローストキャスティクスの3種類。ある線で価格が止まり反発あるいは反落したり、変動速度が加速したりする。過去の取引をベースにして先の動向を予測するということが最初私にはどうしても理解できず占星術みたいでなじめなかった。しかし、実際に取引をすると、全てがこれに当てはまるわけではないが、ある線に沿って動いているケースが多い。最近になって思うことは、取引した人はいつかは必ず反対売買をするわけで、時間であったり利幅などで決済するから、ある程度の法則は成り立つんじゃないかな。まぁ少なくとも解説員の占いよりは信頼してます。

 ファンダメもテクニカルもfx界だけでなく株式界でも使われる。ビットコインでも同じツールがあるけど、こんなん見て取引している人がいるのかな。価格動向を見るにはいいが値動きが人間離れしているので効果は不明。ビットコイン、世界通貨として期待していたんだが。。。ビックカメラは今でもビットコインで電気製品を買えるんだろうか。。。ビットコインについては長くなるのでまた今度の如くに。

 それと。。。

 ファンダメもテクニカルも知ってて損はないとは思うが、それよりも重要なものがある。それは、タマだ。

 ゴッドファーザーという映画でアル・パチーノがこう言う。「あいつにはタマが無い…」。このタマだ。私にはこのタマが無い。10円にはビビらないが、100万にはビビりまくる。タマがあると過信して沼にハマるのは、タマがあるとは言わない。100万でも1億でも相手が誰であろうと同じ所作で対処できる人をさして、あいつにはタマがあると言う。どんな状況になろうと変わらないこと、それがタマ。

 あ~あ、わしにもタマがあったらなぁ。肉体的にはあるんじゃけど。。。ま、タマがないならないで、別なやり方で切り抜けるのサ。。。