fx日記'24

 寒くて桃源郷どころじゃないんで今年のストーブリーグはfxと決め込んだ。ふと大谷翔平が日々の練習の気づきを記録して成長したことを思い出した。そこでfx日記でもつけるかと日々の取引をノートに書き出して見返すと、実際、重大なことに気がついた。反省点踏まえて取引方法を修正。よし、これよりfx界伝説のミセス・ワタナベの如くミスター・オオタニになってやる。

 2017 - 2023

 fxを始めたのが2017/5。シストレが流行っていた頃。シストレとはシステムトレードで予め一定のアルゴリズムを設定しておき自動売買するという代物。怠け者の私にはうってつけと思った。うまいことやっている人もいたが、私はあまり成果が出なかった。なによりも自分で売買したほうが手っ取り早いのですぐに使わなくなった。最近シストレということを耳にしないので世間的にももう廃れたんじゃないか。。。
 開始から最初の2ヶ月でプラス30万円。上々の滑り出し。それもつかの間、翌年の2月には利益が2万円しかなくなってしまう。まさしくビギナーズラック。深追いしない賢明さというよりは戦意喪失して退場。暇すぎて仕方ない時に思い出したようにチョロリチョロリと参戦して、2017−2023のトータルがプラス17万円。内スワップ損益(金利差)が10万円。トータルがマイナスでないことはとても重要なことなんだが。。。
 この間知ったことは以下のこと。売買のテクニカルな内容は巷にいくらでもあるが、以下は見かけたことが無く、私には意外だった。
• 土日は取引が休み
• fx取引は疲れる
  下手をすると体を壊してしまう 
• 現物取引がない

 ミセス・ワタナベの如くに

 2024の日本の国家予算112兆円。2022の日本のfx取引高1京2074兆円。スーパーコンピュータでもあるまいに、なんと国家予算の100倍超え。。。少子化対策にも多老化対策だって100倍出せまっせ。。。貿易や投資の実需に対して金を金で買う利鞘目的の取引はその8倍から9倍に達するらしい。単純に言って実態の無い金がジャブジャブうごいているということ。学者とかはこの利鞘目的の取引を投機とか皮肉をこめたつもりの言いまわしをしているが、そんな言葉じゃ全くもって甘っちょろい。はっきり言って丁半博打。というかそれよりも当てやすい、土日は休みだが24時間営業の全世界公認、上へ行くか下へ行くかの上下博打。カジノ誘致で依存症がどうとか言って反対してる人はこの実態の無い現実を知っていない。規模が違う。

 そう、実態の無い現実なんてどうかしている。そんなことはわかっている。世界には食うにも困る人が多くいる中でその上にあぐらをかいて金はジャブジャブ。僕らは完全にイカれた世の中にいるんだ。イカれた世界は今に始まったことでもない。そんなことだってわかり切っている。株価もビットコインも高値を超えた。

 ただ、どうせイカれた世の中にいるんなら、イカれにゃ損、ソン。ミセス・ワタナベの如くに。

 冒頭の重大な発見は、ちょっとややこしいので、また今度の如くに。