すっかりテレビっ子になってしまった私も、流石にコロナづくしのワイドショーには嫌気が差してきた。

 

・正確な情報の欠如

・買い占めを煽っているとしか思えない報道の数々。

・「不明な相手との戦いだから間違いはつきもの」と当たり前のことを言ったかと思えば、舌の根も乾かない内に結果論で過去の失政をあげつらうMCやコメンテーター達。

・日本にはPCR検査数を増やす能力が無いのだから選択肢は無い中での「スンナー派」と「シーヤ派」の不毛な論争。

 

嫌になる原因は数え上げればきりがないが、もっと嫌なのはコロナのお陰で日本のポンコツぶりが浮き彫りになること。

 

具体的には、

① PCR検査能力で露呈した圧倒的な疫病対策の遅れ

② テレワークやオンライン授業の対応力、他国の後追いで漸く開始した濃厚接触者追跡アプリ開発、などに象徴されるIT化の遅れ

③ 情報・統計管理の無能さ

④ リーダーの劣化

⑤ 硬直化した統治機関

⑥ これらが複合的に生み出した労働生産性の低さ(OECD加盟36カ国中21位、先進7カ国中最下位)

等々。

 

薄々気づいてはいたが、敢えて見ないようにしてきた実態。

せめてコロナがこれらの一部でも改善のきっかけになることを願ってやまない。

 

 

そんなことを思いながらリハビリをしていたら、デイサービスで流れて来たのがUruのカバー曲メドレーだった。

 

 

その歌声は透明感があり、オリジナルを聞いた時はどうという事の無かった曲がスッと耳に入ってきて、「ああ、こんな(良い)曲だったのか」と見直すことしきり。

以前、May Jのカバー曲集を聞いたときのことを思い出した。(あれは遠くの病院に長く入院していたときにダウンロードして繰り返し聞いていたから、今聞くとその病室や当時の心境を思い出してしまう)

 

家に帰って早速ネットで探したが、カバー曲集はCD化されておらずYouTubeでの配信のみで、CD化されているのはオリジナル曲(数曲カバー曲も入っていたが)ばかりのものと判明。

こんな透明度の高い歌声はmp3やCDレベルの音源で聞くのはもったいない、と考えてハイレゾ音源(FLAC 96.0kHz/24bit)をダウンロード。

 

「やはりYouTubeの音質とは一線を画す」などと思いながら一日中聞き入っている。

多分『能書き効果』に過ぎないだろう、とは思いつつ。

 

 

そう言えば、最近『能書き効果』を感じたことが有ったことを思い出した。

それは、今の高級生食パンブームの立役者と言われている『乃が美』の食パン。

近所に店があるが、普段は予約しないと買えないほど混んでいる。

試しに行ってみたらソーシャルディスタンスを取りながらの営業で、流石にこのご時世、予約は不要だったので初めて買ってみた。

 

 

 

セブンイレブンの「しっとり食パン」は一斤100円(税抜)に対して、これだけ『能書き』が有って一斤400円(税抜)。

美味しく感じなければ損とばかりに食したが、我が家では自家消費用に乃が美の食パンを買うことはないだろう。

お土産用ならケーキを買うより嵩は張るし敷居が低いが。

ケーキですらシャトレーゼでしか買わないコスパ超重視の我が家の話なので、全く参考にはならないことは言うまでもない。