新型コロナウィルスの感染には、強制力を持った外出禁止令や都市封鎖しか有効な対策が無いことは、武漢やイタリア北部、ニューヨーク、パリ、マドリッドなど、主要国の例を見ても明らかだ。
しかしながら、日本はこの最終手段を持っていない。遅まきながら政府が緊急事態宣言を出してもだ。
政府に強制力を行使する権限を持たせるには、憲法改正が必要になるから到底間に合わない。
となると、日本の武器は民度の高さしか無い。
具体的には引用したブログが言っている「(自分が感染しているとみなして)人に感染させない」と言う意識の高さである。
もはや自分が感染しないように防護する意識では間に合わない。
たるみきってしまった日本国民にそれが有ることを望むしか無い。
だって日本には他国が持っている最終兵器がないのだから。
そして万が一、他国のような状況になってしまったら日本はコロナ戦争の敗戦国になって、たるみが実証された国民が立ち直るのは不可能に近いのだから。
日本国民は、一部の大馬鹿者を除いて、まだこの意識を共有できると信じたい。
そして5年に一回程度発生する新しい感染症対策を、憲法改正を含めて、準備しないとまた同じことを繰り返すことになる。
一方で、もし日本が強制力を行使すること無くこの難局を乗り切る事が出来たならば、日本的(性善説に基づく)民主主義が世界に誇れる新基準になるだろう。
加えて、日本が新薬やワクチンの開発に成功したら、「ピンチをチャンスに変えた例」として後世に語り継がれるだろう。
そこまで望むのは欲深すぎるだろうか?