大人になって子供頃遊んだ公園を訪れると、「えっ、この公園ってこんなに狭かったっけ?」って思うこと有りますよね。
3年ぶりの福岡では逆の気持ちを味わいました。
「この通りはこんなに幅あったっけ?」「ここはこんなに遠かったっけ?」
3年前もかなり進行していましたが、杖もついていなかったし速くはないにしろ普通ぐらいには歩けましたから、その頃感じていた距離感と今の歩行速度を基準にした距離感が違うのだと思います。車椅子からの視線の違いも有ったかも知れません。
飽きっぽい自分を鼓舞するために刺激を求めて単身移り住んだ街福岡。
手軽に適度な運動を続けられる環境を求めて選んだ大濠公園近くのワンルーム。
低い段差を飛び降りた時に膝が抜ける感覚を始めて味わい、出発寸前のバスに追いつこうとしたのに、「走れない!」と気付いたのもこの頃。
ほぼ毎日やっていたジョギング(歩くのに毛が生えた程度の速度でしたが、歩くのとは明らかに区別が出来る程度)の最後は大濠公園2周(4km)だったな。
JR九州が主催のウォーキングラリーにも参加して写真を撮りまくったっけ。
医師には信じて貰えなかったけど、あの頃はまだ打ちっ放しで100ヤード先のグリーンには相当な確率で乗せられていたし。
どんどん出来無い事が増えたけど、30年ぶりの単身生活も歴史も文化も人情も全てを精一杯楽しんだ街、福岡。
懐かしの福岡への旅は、出来無くなったことを振り返る旅にもなってしまいました。