横浜そごうで行われている、「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に行ってきました。

一度横浜市営地下鉄にWHILLで乗ってみたいと思っていたので、敢えて電車で。

夏休み中は混雑が予想されたので、比較的すいていると思われる9月初旬の平日を狙ったのですが、驚いたのは有人改札を利用する人の数です。

車椅子で電車に乗ろうとすると、先ず立ち寄るのが有人改札です。

そこで行き先駅名や介助者の有無、希望の乗車位置、などを伝え、身障者手帳の提示、Pasmo/Suicaの改札手続きなどが続き、係員を何処で待てば良いか等の説明を聞く一連の作業が発生します。特に指先が上手く動かず、言う事をなかなか聞き取って貰えない私の場合は、結構な時間が掛かります。

ところが、次から次にやってくる利用者(殆どがシニアパスの提示)の通行を妨げることになるので、なかなか係員に近付くことが出来ません。暫くあっけにとられて待っていましたが、このままではいくら待ってもチャンスは訪れそうも無い勢いだったので、意を決して係員に近付くと、これ見よがしに迷惑そうな顔で佇む高齢者の列が。

これではいくら厚顔無恥な私でも車椅子の利用は躊躇せざるを得ません。

 

公営交通機関がこんな状態とは驚きました。

シニアパスで自動改札を使える様にすると、本人以外の使用がチェック出来なくなるから仕方が無いのだとは思いますが、せめて有人改札口の幅を広げるなりの工夫は必要だと思います。

いつも利用している私鉄はシニアパスが使えないためか、こんな経験は初めてでした。

これは乗車駅、降車駅とも同じ状況でした。

 

この印象が強かったせいか係員の対応もいつもの私鉄に劣るように思われました。

 

さて、横浜駅に着いてからが大変。

市営地下鉄の改札からそごうの入口までは、普通の歩行者ですら数回は迷いそうな複雑な経路なのですが、これがエレベーターを使ってなるべく人通りの少ない通路をとなると、立体の構内図が頭に叩き込まれていなければ、どっちに行けば良いのかも分かりません。しかも横浜駅構内は萬年工事中で仮設通路がそこかしこに。

 

で、漸くダ・ヴィンチ。

やはり9月上旬の平日は正解で、ゆっくり鑑賞することが出来ました。

改めて、「天才って言うのはこういう人のことを言うのだな」と感じると共に、「今ダ・ヴィンチが鳥人間コンテストやWHILLを見たらどう思うかな?」を想像しながら帰宅しました。