と言う事で、これで落とされれば諦めも付く、と割り切って運転免許試験場に来ました。
試験場の片隅に適正検査室なるものがあり、少し待たされた後に面談開始。歩行器を使っていたためとても気を遣ってくれて、身障者や病人の扱いにはとても慣れている様子で好感が持てます。
警察署からかなり正確な情報が伝達されていて、改めて病状について説明することは殆ど無く、いきなり視力検査。問題なし。
手のグーパーや指折り運動は早くは動かせない上に、指が痙攣しているところまで見られてしまい、「ハイ、不合格!」となるかと思ったら、握力がある程度在れば良いようで何とかクリアー。
次に運転シミュレーターの様な機械に座らされて(一人で着座が可能かどうかを見るため、介添人の手出しは厳禁)、座席の位置を調整。
まずはマニュアルのシフトレバーを操作出来るかどうかのチェック。(出来無くてもオートマ限定になるだけだと思われます)
続いてハンドル回しの可否チェック。
此処までは上出来、クリアー。
これで終わってくれという祈りも虚しく、次は難関のアクセルからブレーキへの踏み替え。このテストが無ければ良いなと思っていましたが、世の中そんなに甘くは無い、と言うか警察はきちんとやるべき事をチェックしていますね。
車間距離を長く取りがちなのもこの動作に自信が無いからで、目から入る信号を筋肉に伝える反応時間も怪しい。行きの車の助手席で、想定問答の一つとして練習はしていたものの、所詮一夜漬けにもならない付け焼き刃。
目の前の画面に青のランプが表示されている間はアクセルを踏んで、赤に変わった瞬間にブレーキを一番奥まで踏み込む、と言うテスト。一日に5回のワンセットしかやらせて貰えません。
う~ん。自信が無い。
案の定、5回とも平均0.75秒の反応速度が1秒を切ることは出来ず、これでは運転免許を差し上げるわけにはいきません、と言われてしまいました。
で、ここからが今回書きたかったことの本題なのですが、長くなるので「運転免許証更新の壁(試験場編その2)」にて。