・締めやすい車の安全ベルト

 

自動車に関する様々な技術が進歩している中で、長らく進歩していないものの二大巨頭がワイパーと安全ベルトです。

安全ベルトって何故あんなに手の届きにくい位置にあって、何故バックルはあんなにはめにくいまま進歩しないのでしょう?

安全ベルトは、捻転のストレッチをさせるためにわざわざ取りにくい位置につけてあるとしか思えません。

一部のスポーツタイプの車種で、着座すると自動的にベルトが手の届きやすいところに出てくるものがありましたが(あれはデザインを重視する余りそのままでは届かない位置になってしまうためにやむを得ずつけたもののようでしたが)、普通の車にも装備されていても良いように思います。

バックルに至っては、差し込みに皆がどれほど苦労しているか(特に3人掛けの後部座席はどれを何処に差し込むか分からないので諦めることすら在ります)、自動車メーカーの設計士は分かっているのでしょうか?

 

病気を発症する前でもちょっと運動不足だった頃に、シートベルトをしようとして背中の筋肉を痛めたことがありましたが、病気になってからは体のあちらこちらが硬化してきているため、毎回大変な思いをしてシートベルトを締めています。首に痛みが走ったり何処が痙ったりは日常茶飯事です。

通所リハビリの送迎でも、病人や高齢者は自分ではシートベルトは締められないものとして、お迎えの方が当然の様に締めてくれるのが通例です。

シートベルトってそんなに締めにくいのが当たり前で良いものなのでしょうか?

 

ワイパーについては、あれ以上効率的に雨を拭き取る技術が無いと言うのも判らないでは無いですが(撥水性を備えたガラスやスプレーはありますが、それだけでは不十分です)、シートベルトについては装備位置(着座後に手の届きやすい位置に移動してくるような工夫を含めて)や、バックルの形状など工夫の余地はいくらでもありそうなのに、登場以来全く進歩していないのが不思議でなりません。

 

不便を感じているのは私だけ?