《解説》
倉本裕基(1951〜)が1986年にリリースしたアルバム『愁湖-LAKE MISTY-BLUE』に収録された曲で、当時、FM放送等で頻繁にオンエア(死語?)され、大いに話題となった。曲調はピアノを主体にしたNew Age風のもので、カナダのアンドレ・ギャニオン(1936〜2020)の作風に通じるものがある。
レイク・ルイーズは世界遺産カナディアンロッキーにある氷河湖で、「ロッキーの宝石」という別称があるほどの美しい湖として知られており、『愁湖〜』には「霧のレイク・ルイーズ Ⅰ」「霧のレイク・ルイース Ⅱ」の二つのバージョンが収録されている。
2015年には《「霧のレイク・ルイーズ」30周年記念盤》として、新たにピアノ&ヴァイオリン、ピアノ&チェロの2バージョンを録音している。
1986年当時、私はFM東京『ジェットストリーム』の番組内で初めてこの曲を聴いたのであるが、《私のレコードアルバム》以外の曲はFM雑誌に記載もなく、曲名もアーティストも分からないままに悶々としていたのだが、そんなある日、銀座の山野楽器のイージーリスニングの視聴コーナーで偶然にもこの『愁湖〜』のアルバムに出会ったのである。
「霧のレイク・ルイーズ Ⅰ」
「霧のレイク・ルイーズ Ⅱ」
「霧のレイク・ルイーズ(ピアノ&ヴァイオリン)」Live
「霧のレイク・ルイーズ(ピアノ&チェロ)」