《解説》
昨年(2023年)の秋、フランシス・レイ亡き後、初めてとなるフランシス・レイ・オーケストラの来日公演が行われた。
この時の模様は、『13 Jours au Japon』としてCD、アナログレコードとして発売(輸入盤)されたが、なぜか日本盤リリースのアナウンスはされていない。
今回取り上げるアルバムは、フランシス・レイ・オーケストラ(実質的にはアレンジャー/ピアニストのクリスチャン・ゴベール率いるオーケストラ)が日本武道館で開催した1971年のLive録音盤である。なぜ唐突に本アルバムを取り上げるのかというと、こんなレアなアルバムが先日、ハイレゾの音楽配信として甦ったからである。
飛行機嫌いのフランシス・レイが初来日し、アコーディオンやハモンドオルガンを弾き、ゲスト・ヴォーカルとしてダニエル・リカーリが参加するという夢のような共演が実現した、大変貴重なLive録音である。
ヒット曲を次から次へと繰り出した「全盛期」のフランシス・レイの音楽が、日本フィルハーモニー主体の大編成オーケストラによって
見事に再現されているのが素晴らしい。
《収録曲》
1)Love Story /ある愛の詩
2)Madly/栗色のマドレー
3)Hello Goodbye/ハロー・グッドバイ
4)Live For A Life/パリのめぐり逢い
5)Theme De Candice /キャンディスのテーマ(パリのめぐり逢い)
6)Life, Love And Death/愛と死と
7)Encounter /うたかたの恋
8)13 Jours En France /白い恋人たち
9)Du Soleil Plein Les Yeux /太陽の誘惑(さらば夏の日)
10)Theme De La Lecon Particuliere/個人教授
11)Le Passager De La Pluie /個人教授
12)Le Petit Matin/別れの朝
13)Dans La Poussiere Du Soleil/太陽の中に
14)Adagio /アダージョ
15)A Man And A Woman/男と女
このうちダニエル・リカーリをフィーチャーした4曲(2・9・13・14)をお聴きいただきましょう
最後に先日92歳で他界したアヌーク・エーメを追悼して「男と女」をどうぞ。
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