《解説》

 

 『エマニエル夫人』シルビア・クリステルを世に送り出した映画監督ジュスト・ジャカンが、オーディションで選んだ新人のコリンヌ・クレリー(当時25歳)をヒロインとして撮った作品が『O嬢の物語』(1975年/仏・独・加)である。

 音楽は「エマニエル夫人」と同様、ピエール・バシュレが起用されたが、映画には歌詞入りの主題歌は流れず、後にP.バシュレ自身が“Je Ne Veux Que Ton Amour”というシャンソンとしてLive等歌っている。

 C.クレリー自身の語りを入れたシングル盤がリリースされた他、ニコル・クロワジールがレパートリーに加えている。

 なおJ.ジャカン&P.バシュレは、1984年の映画『ゴールド・パピヨン(Gwendoline)』でもコンビを組み日本でも公開されたが、前二作品ほどの話題とはならなかった。

 

 

 

《競演》

 

フランク・プゥルセル

 

ポール・モーリア

 

レイモン・ルフェーヴル

 

 

カラベリ

 

アンドレ・ポップ

 

ダニエル・リカーリ