《解説》
1973年、ミシェル・サルドゥーのシングル盤がリリースされると、フランスのヒットチャートでは6月から8月にかけて10週連続でトップを独走した。
作曲はジャック・ルヴォー(「マイ・ウェイ」の作曲者)であるが、そのメロディはパッヘルベルの「カノン」のコード進行をモチーフにしている。
「恋のやまいは7歳の子供から77歳までの心の中に存在する」と歌われる。
日本では「恋の病」(矢田部道一)、「愛の出帆」(竜真知子)、「輪舞〜ロンド」(谷村新司)といったように、さまざまなタイトル、訳詞で歌われている。
《競演》
◇フランク・プゥルセル
1973年にリリースされたアルバム『Amour, danse et violons n°42』に収録され、2015年にはリマスター盤CDとして復刻されている。いかにもF.プゥルセルらしい、柔らかなストリングスが躍動する美しい曲に仕立てられている。
◇ポール・モーリア
日本では1974年にリリースされたアルバム『イエスタディ・ワンス・モア』に収録されているが、本国では1973年の『Good Bye My Love, Good Bye』に収録された。なおこの年からサポートアレンジャーにジェラール・ガンビュスが加わっている。
◇カラベリ
本国では1973年にリリースされたアルバム『Let Me Try Again』に収録されたが、残念ながら日本盤には収録されなかった。女性コーラスをフィーチャーし、原曲に忠実なアレンジがいかにもカラベリらしい。*未CD化