《解説》

 

 本国フランスで発売された《Amour,Danse Et Violons》シリーズの「No.39」をベースに、ストーン&シャルダン「恋のアヴァンチュール(L'Avventura)」がカットされ、(「ゴッドファーザーの愛のテーマ」が差し替えられ、アルバムタイトルとなっている。

 日本では後に《Pourcel Love Collection Vol. IX》(廉価盤)として再発され、2015年にはVocalionから『Coffret 2015 4 Albums』の形でCD化されている。

 

《収録曲》

 

1)Godfather/ゴッドファーザーの愛のテーマ

2)Without You/ウィズアウト・ユー

3)Ce N'Est Rien/時は過ぎゆく

4)Blue Concerto/ブルー・コンチェルト

5)Godspell(Day By Day)/デイ・バイ・デイ

6)Samson And Delilah/サムソンとデリラ

7)Il Etait Une Fois...La Revolution/夕陽のギャングたち

8)Il/彼は...

9)Jesus Christ Superstar (Gesthemane)/ゲッセマネの園(ジーザス・クライスト・スーパースター)

10)Jesahel/ジェザエル

11)Apres toi/アプレ・トワ

12)Nicolas Et Alexandra /ニコライとアレクサンドラ

 

1)7)12)《名曲コレクション》参照

2)イギリスのロックグループ《バッドフィンガー》が1970年にリリースした曲で、後にニルソンのカバーが世界的に大ヒットした(全米/全英1位)。1994年にはマライア・キャリーの歌がリバイバルヒットしている。

 

3)ジュリアン・クレールの1971年のヒット曲で、現在でもLiveでは必ず歌われる代表曲となっている。原題は「何でもないさ(大丈夫)」といった意味。

 

5)フランク・プゥルセルのオリジナルで、ハープをフィーチャーしたクラシカルな曲調に仕立てられている。

 

5)オフブロードウェイ『ゴッドスペル』(1971年)からの曲(スティーヴン・シュワルツ作詞作曲)で、1973年には映画化もされている。

 

6)スコットランドのポップグループ《ミドル・オブ・ザ・ロード》の1972年のヒット曲。

 

8)ジェラール・ルノルマンの1971年のヒット曲で、G.ルノルマンのアルバムでは邦題が「冬の青春」となっている。

 

9)聖書を題材に、イエスの最後の七日間を描いたロックオペラ(音楽:アンドルー・ロイド・ウェバー)で、日本では劇団四季によって上演されている。「ゲッセマネの園」はユダの裏切りによってイエスが捕えられた場所の名前である。

 

10)イタリアのプログレバンド《デリリウム》がサンレモ音楽祭(1972年)に参加した曲(第6位)。この年の優勝曲はニコラ・ディ・バリの 「虹の日々(I giorni dell'arcobaleno)」。なおこの年のサンレモにはフランク・プゥルセルがゲスト指揮者として招かれている。

 

 

11)ヴィッキー・レアンドロス「恋はみずいろ」に続き、2度目に挑んだ1972年のユーロヴィジョン・ソング・コンテストで見事に優勝を飾った曲。ヴィッキーは日本語でも録音している。