《解説》

 

 エリック・カルメンEric Carmen/1949〜2024)が1975年に発表した曲で、全米最高2位を記録した。モチーフになっているメロディはラフマニノフピアノ協奏曲第2番の第二楽章で、コーラス部分はE.カルメンが在籍していたバンド《ラズベリーズ》「レッツ・プリテンド」から引用されている。

 シングルカットされたバージョンの他、オリジナルアルバムに収録されたロングバージョンがある。

 

 数多くのアーティストたちによってカバーされているが、とりわけセリーヌ・ディオンが1996年にリリースしたバージョンが広く知られている(アルバム『FALLING INTO YOU』に収録)。

 

《競作》

 

◇フランク・プゥルセル

 日本盤『夢の飛行/コンコルド』に収録されている

 

◇ポール・モーリア

 日本盤『ラブ・イズ・スティル・ブルー』に収録

 

◇ハーブ・オオタ

 「天使のセレナーデ」で知られるウクレレ奏者のハーブ・オオタは『All By Myself』というタイトルのアルバムをリリースしている。

 

 *フランク・プゥルセル