《曲目解説》

 

 ロシアの作家ボリス・パステルナークの原作をデヴィッド・リーン監督が映画化した『ドクトル・ジバゴ』(1965年/米伊)の曲で、ヒロインのラーラ(Lara)をモチーフにした曲である(一般的には「ララのテーマ」となっていることが多い)。音楽はモーリス・ジャールが担当した。

 “Somewhere my love”のタイトルで、アンディ・ウィリアムスコニー・フランシスレイ・コニフ等が歌い、ポピュラーソングとしても一躍有名となった。

 オリジナルではロシアの民族楽器バラライカを用いた印象的な明るいメロディで始まり、中間部でマイナー調のメロディに転調するのであるが、イージーリスニングのオーケストラの多くはこのマイナー部分をカットされて演奏されることが多い。

 なおレイ・コニフの演奏は全米9位となり、1967年のグラミー賞では「最優秀パフォーマンス賞コーラス部門」を受賞している。

 

 

 

 *オリジナル・サウンドトラック

 

《競演》

 

 *レイ・コニフ(Live in Japan)

 

 *レイ・コニフ(ディスコバージョン)

 

 *ポール・モーリアは二度の録音(1966/95)を残しているが、アレンジは基本的に同じである。

 

 

 *パーシー・フェイスは1967年のアルバム『Born Free』に収録。

 

 *ジェームス・ラストは1972年のアルバム『Between Night And Day』に収録。

  Live in Berlinより

 

 *アンドレ・リュー(転調あり)

 

〈その他〉

フランク・プゥルセルヘンリー・マンシーニ101ストリングス(転調あり)

フランク・チャックスフィールド(転調あり)/リチャード・クレイダーマン

クロード・チアリ/都倉俊一(転調あり)