屈折(形態論) | 簡単 言語学!~用語など解説集~
2009-07-03 15:14:36

屈折(形態論)

テーマ:か行

屈折っていったいなんでしょうか?

一言でいったら、動詞の後につく-sとかedとかです。でも所有格の'sもそうだったりします。


実は統語論の方に行くとIPだったりまた別の説明や解説が必要なので、それは後日にします。


今回は形態論でいうところの「屈折」です。

屈折って屈折接辞とか屈折形態素とかいろんな言い方しますが

でも「屈折」そのものの意味はなんでしょう?



以下の図をみてください

 

        形態素

         /\

      自由   拘束

    /\       /\

語彙的 機能的   派生  屈折



なんか樹形図みたいになってしまったw

こうなったらもう全部の用語解説してしまいます(><)


文は様々な要素に分けられます。

まず「自由」はそれ一つで独立していて、「拘束」は何かとセットでないと存在しないものです。

apple,dog,man,go,let,the、、、、

これらは全部単体で使えるので自由です。

語彙的というものはその中でも単体で内容をもつものです。(apple, get, teach,dogなど)

機能的なもの接続詞、前置詞、冠詞、代名詞などですね。

※前置詞onは機能的で、副詞uponは語彙的、、、面白い!


次に拘束ですが、たとえば過去形のedだったり、名詞に変える接尾辞nessなんかは何かとセットでないと出てきません。

これら拘束の中でも、派生は形容詞を名詞に変えたりとか動詞を名詞に変えたり文法的に新しい語が生まれるときに使うものです。

たとえばteacherの-erやfoolishの-ishだったり、接頭語のdis-とかもそうですね。



さていよいよ屈折です。

まあつまりその他ですが、それでは解説にならないのでw解説します。


はじめに申したとおり三単元の-sやed、あと比較のestとかもです。

これらはこれらは語の複数単数、時制、性、人称などを表す語です。

ちなみにこれらの相と言います。英語でいうとinflectionです。つまり屈折です。屈折はinflection?inflectionは相?相は屈折??、屈折は相???



なんで相形態素と呼ばずに屈折形態素なんでしょう??

訳の問題?


私にもわかりませんので、、、、m(_ _)m



以上