秋の気配。何とも寝苦しい夜であった。ぐったり気味で布団から出て蒸し暑くてむっとする空気の中、庭先をひと回り。色づいた柿の葉を見つける。賜った「八女の巧」竹網代塗り盆を取り出しておめざの一服。お菓子は栗入り水羊羹。厳しい残暑の日々で見つけた秋の気配にささやかに癒される長月の朝。