思えば、あっという間だった気がします。

 

君は、高校生となり、素晴らしい仲間に恵まれ、毎日毎日、ひたすら和太鼓に熱中している君の頑張りを見守ってもう2年半が過ぎたことが正直半信半疑でもあります。
高校生活最後の夏、今年もすばらしい仲間たちとともに大会に臨み、「全国3位」という大きな称号を掴み取ったこと、それでも悲願が達っせられずに仲間たちと流した悔し涙は、君にとって本当に大きな「こころの財産」となっていることと信じます。

まさに君の「生きがい」であった部活動が区切りとなり、残り少ない高校生活を次の目標に向かって「受験生」として過ごすことも今しかできない大切なことだと父は思います。きっと今までとは違う「退屈な時間」が増えることでしょう。でも、その心にきちんと向き合いどうか前向きに毎日を明るく過ごし、充実した学校生活を送ってくれること、そして、これまでと同じく「毎日、本当に学校が楽しい」という言葉が、君の口から聞かれる事を期待しています。

 

さあ、18歳。

 

どんどん、吸収していきなさい。

ますます、逞しくなりなさい。

とことん、悩んでいきなさい。

つぎつぎ、挑戦していきなさい。

こつこつ、修練を積み重ねなさい。

 

そうして、心と体を大きく成長させていってください。
加えて、今日から君にも「選挙権」が与えられ、大人としての判断をする「責任」が生まれたこともきちんと自覚するようお願いします。

 

そして、その成長の真ん中に「ありがとうの心」と「地球という単位でものを見る目」をしっかりと養い「人様の愛とご恩に報いる情」を育んでいって下さい。

 

「人様とのご縁は、大切なもの。そのご縁に感謝し、互いに愛しみ、そして、育んでいけるひとであれ」


今年もこの言葉をあらためて君に贈り、大人の第一歩を踏み出す君の成長を心から応援します。
 

頑張れ青春。
挑め、受験生。
 

18歳の誕生日、本当におめでとう。

 

                 2016年9月10日      父より