お祭りも無事終了し、会社の年度末決算対応もクリアして、4月から新年度。

10日ほど過ぎてちょっと落ち着き、ようやくオフとなった先週末。


週末になると雨になる天候が続くこちら伊勢湾沿岸ですが、ようやく日差しが差し込む土曜日でしたので、遅れ気味の畑の手入れに朝から畑に出たのであります。


春野菜を片付けた畑を耕して、苦土石灰や線虫殺虫剤など散布して一区切り。


ふと見ると、畑の一画にきれいなチューリップの花が並んで咲いておりました。


「何で畑の真ん中に???」と父に聞いたところ、去年の秋ごろ、姉が球根を持ってきたのを植えたんだそうで。

どうやら、庭の固い地面を掘り返すのが面倒で、やわらかく耕された畑に球根を埋めたようであります。


しかし、きれいな花です。

久々に「移す心」と向き合ってみたくなった僕は、家に戻り、防湿BOXに入れたままのエプ子さんを取り出したのであります。


相棒に選んだレンズは、90mm。

ちょっとアップの画が撮りたかったのであります。








久々のレンジファインダー。

露出もピンともすべてマニュアル。


レンジファインダー特有の二重像を重ねるピント合わせ。

露出を決めそれを補正をし、頭にイメージしたボケ感を出す。

そして、これまた、レンジファインダーの特徴である「覗いているファインダーは、ガラス窓から見えている景色そのまま」というのをいかに自分のイメージどおりの構図に切り取るか(これをパララックス補正といって、一眼レフは自動でやってくれます)


何から何まで自分で考えて、自分でセットしてそしてシャッターを切る。

そして、画像データを見て、一喜一憂しながらまた試行錯誤してシャッターを切る。

この繰り返し。


いやはや、難しいのなんの。

でも、これがやっぱり楽しいのであります。



このところ、ついついiPhoneの手軽さに甘えて、ファインダーを覗くのをサボっておりました。

が、あらためてエプ子さんとの時間の楽しさを実感したのであります。


久々に「写す心」に火がともった週末でありました。



エプ子さんとの写す心を過ごす日々は、こちらで


ENISHI(縁)写心堂逢景録-「出会い」と「レンジ・ファインダー」の日々-