先週の金曜日は嵐が吹き荒れたこちら伊勢湾沿岸。

しかし、夕方になり嵐が去ると見事な虹が空に架かり、週末には、穏やかな春の陽気に恵まれました。


そんな日曜日。


いつもお世話になっている。錦3丁目のBAR,「I」さん主催の「大人の遠足」に参加させていただきました。

名づけて、


「ゆく冬の名残を楽しみ迎える春を喜ぼう」


向かった先は伊勢湾と三河湾の間に浮かぶ南知多町・日間賀島。


実は、こちらの島は、我が家から目と鼻の先。

この企画が持ち上がった当初、連絡船の船着場で名古屋から起こしの皆さんをお出迎えして合流のもくろみでしたが、「I]のオーナーK氏のの素早い動きで、「名古屋からバスで」という団体旅行がセットされる運びとなりました。
そうとなれば、最初から和気あいあいと楽しまねばもったいない。
まずは、電車で名古屋まで出て集合。知多半島道路を使って、南下し、まさに「我が家」を横目に見ながら船着場までという、文字通り「ブーメラン・コース」でありました。


さて、バスが出発。
すると、さすが、錦3のバーが主催のツアーです。
早速、ビールとスパークリングワインがテーブルいっぱいに広がり、「プレ宴会」のはじまり・はじまり。
船着場まで約一時間のあいだにワインのボトルが4本空になっておりました。


(発車10分でこの展開)



専用でチャーターした船で約10分。日間賀島に到着。
この日、毎日海を見ている僕でも感心するほどに静かな水面で、皆さん本当に心がけが良い方々なのだなと感心しました。


(船上が心地よい穏やかな水面)



参加の皆さんのほとんどが島初体験とのことで、楽しんでおられました。

島でお世話になる旅館の方が港までお迎えに来てくれました。


さて、テーマである「ゆく冬の名残」。
冬の日間賀島といえば、何といっても河豚。
「てっさ」から始まり「から揚げ」に続き「てっちり」そして締めの雑炊まで、フルコースを堪能。

もちろん「白子」だって出てきます。


(島で獲れた天然トラフグ)




そして、日間賀島のもう一つの名物「ゆで蛸」もどんと一匹まるまる出てまいりました。

ここまでは、コース料理の献立。
ここで、「お店からのサービスです」と一品がでてきました。

「今上がったばかりの小女子(こうなご)です。生でどうぞ」


この「小女子(こうなご)」、今の季節3月から4月にかけてのわずかな期間だけ漁が解禁される、まさに


知多に「春を告げる魚」


なのです。


しかも、この魚、大変傷みやすい魚で、いわゆる「なましらす」よりも繊細で、「生」を食せるのは獲ってから2時間ほどが限界。

海沿いに暮らす僕たちでも生のまま食べることは難しい「幻の一品」であります。

この美味しさに僕も含め感嘆の声を上げたのでありました。
正直、てっさがかすんで見えてしまう逸品でありました。

残念ながら写真を撮り忘れ。

でも、写真を撮る時間が惜しいほど、鮮度には敏感なのです。


料理を堪能したら、旅館のお風呂への入浴もセットになっており、みなさん大浴場を満喫。
ゆったりと過ごしたのでありました。


参加された皆さんは、本当に素敵な方ばかりで、バスの社内と宴会ですっかり皆さん打ちとけ、またひとつありがたいご縁が広がりました。


そして、この日のちっちゃな主役は、「I」のスタッフMちゃんの愛娘。
産まれて9か月の愛くるしい天使は、参加された女性陣の母性本能をくすぐりまくりで、皆さん交替で抱っこしておりました。


(可愛い天使に女性陣はメロメロ)



楽しいひと時を過ごし、島を後に。
船を下りて、再びバスに乗り込み、帰路に。
帰りも名残惜しかったのですが、さすがに日も暮れかけている時間。

まさに、家のまえ、玄関横づけチックにバスを停めていただき、そこでお別れ。
皆さんを乗せたバスをお見送りさせていただいたのであります。



オーナーKさん、本当にお世話になりました。
スタッフのハナちゃん、お世話係、本当にお疲れ様でした。
そして、ご一緒せていただいた皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。


春を迎える喜びと新しいご縁に感謝する素敵な週末となりました。