2013年が幕を明けました。


正月三が日が過ぎ、今日は4日。

そろそろ始動しなければなりません。

わが社の今年の仕事始めは7日の月曜日からですが、一足早くシステムのバッチ処理等新年の準備がある僕は、明日5日が実質の仕事始めであります。

毎年、仕事始めに先立ち旧年を振り返り、今年一年をどう生きるべきかをじっくりと考え、気持ちを新たに1年をスタートさせる事を「心のけじめ」として習慣にしてきました。

この田舎駄ブログを始めて以来、その「けじめ」のひとつとして記事にし、より明確な「かたち」となっていることで僕自身にとっても「大きな力」となっているのであります。

今年も例年に倣い記事を書き上げたいと思います。



まずは、昨年を振り返ってみたいと思います。



昨年、2012年のキーワードは


キーワードを「龍」に擬え、「りゅう」といたしました


まずは



「立」


激変する世の中の流れ、その流れに押し流される事なく、おのれ自身がしっかりと「自覚」を持ち、自分自身の足でしっかりと「立つ」こと。

様々な状況においてあくまでも「しなやかに」でも「軸足は決してぶれることのない」「やじろべえ 」のふたつの「おもり」と「腕」をさらに重くし大きく伸ばして絶対に倒れない自分に成長していきたいと心がけて来ました。

2012年を終えて、どうにか地に足をつけて、毎日が過ごせたのではないかと思うのであります。


次に



「留」


49歳、目前に迫った「50歳」を迎えるまでに出来る限り沢山のものを吸収し蓄えて心身ともに「留めて」行く年としました。

日々のトレーニングも抱えた古傷と相談しながらのなかで思うに任せない一年ではありましたが、2013年、50歳のフルマラソンへの道を進んできました。その挑戦が出来るだけの力を蓄える事は出来たのではないかと思うのであります。

が、かたや、「知」の蓄えは、本当に不満足な一年となってしまいました。

日本人の多くの忘れ物を見つけ出し、次の世代に繋いであげるよう思索の旅は、遅々として進みませんでした。

振り返ってみると、2012年の読書量の少なさに我ながら唖然とするのであります。

「写す心」ともなかなか向き合う事が出来ませんでした。

我が別堂である「逢景録 」に、月に5つは情景を留めるのを目標としながらまったく成す事が出来なかった一年であります。


3つ目は



「隆」


「49歳」という年。来る50歳という「大台」を迎えるにあたり40台の集大成としてひとつの「かたち」を作り出し、その事を世に問うために「起き上がり」の年としました。

こつこつと「かたち作り」続けてきた「40代の集大成」は、途半ばながら、どうにか成果として仕上げられそうです。

4月の誕生日までに仕上げる事が出来たらと思うのですが、やはり完成度の高いものを目指したいと思います。

ちょっと遅れるかもしれませんが、40代の一区切りを作り上げたいと思います。



そんな2012年を踏まえ、今年もスタートを切りたいと思います。


今年のキーワードは


「り」とします。



まずは


「Re」


「renewal(リ・ニューアル)」であり「reborn(リ・ボーン)」でもあり。

今年迎える50歳の新たな大台に自分自身も心機一転生まれ変わって行きたいと思います。

今年の干支は「巳」、つまり「蛇」。

蛇といえば「脱皮」です。

僕自身も40代の皮を脱ぎ捨て、更に一回りスケールの大きな、新たな成長をなし遂げていきます。



ふたつ目は


「理」


昨年、本当に思索の旅を怠っておりました。

見つけていかねばならぬ事、知らねばならぬ事、まだまだ沢山あります。

そして、そこにある「理(ことわり)」をきちんと突き止めること。

その事に今年は注力いたします。

その一環として、今年は旅に出たいと思っています。

我らが祖先、日本人の成り立ちと日本人が持つ感性や情緒、その「源流」を知る旅にしたいと思います。

まず、向かう先は「出雲の国」。

古代出雲にあったであろう「鉄器文化」をもった大きな勢力を誇る民族国家がいかに大和朝廷に支配されていったのか?

この歴史の謎を探る事こそ、なにあろう、高校生時代から延々と続く僕の「ライフ・ワーク」なのであります。


今年、平成25年、出雲の大社がご遷宮の年を迎えます。

これまでの古いお社から、あらたに建立された真新しい社に御霊が遷座されます。

まさに御霊も「Re」であります。

時を同じくして、かの伊勢神宮も20年に一度のご遷宮の年を迎え、御霊が新しい社に御霊が移られます。

古事記・日本書紀に伝えられる「国を治める神」と「国を譲る神」が時を同じくして「Re」となるこの事実を「単なる偶然」とするこ訳にはいきません。

そんな年に50歳になる僕は、何故か、出雲に、そして、伊勢の地に呼び寄せられている気がしてならないのです。

不思議なお導きに従い、かの地に出向き、探求の奥にある「理」を見つけてきたいと思います。

出雲を終えたら伊勢に地に向かいます。

ちなみに伊勢は、家内の故郷。今では、僕にとっても「縁浅からぬ地」なのであります。

旅の果てには、はたして「理」を見つけ出せるのか、はたまた新たな「謎」に出会うのか?

僕自身が一番心踊っているのであります。



そして最後は


「履」


読んで字の如し。


シューズを履いて、いよいよフルマラソンに挑みます。

目標は4時間以内で完走すること。

ターゲットは11月に行われる京都・大阪・神戸のいずれか。

どれもランナーから人気の高く抽選倍率が高いレースですが、どれかに当たればと思っています。


そのために、今年は体をとにかく仕上げていきます。

膝に抱えた古傷もケアしながら、とにかく体調管理とトレーニングに打ち込んでいきます。

お酒も節制していくことにあるでしょう。(もちろん、主食ですから絶つことはいたしません)


フルマラソンを走り終えたとき、きっと何かが見えるのではないかと思います。

そして、そのときに本当の「Re」が始まると思うのであります。



さあ、2013年、どんな事が待っているでしょうか。


50歳の今年も僕らしく生きていきたいと思うのであります。






2013年1月4日



田舎駄ブログ亭主  バイアリー・ターク