さて、新相棒ルミちゃんとのタッグの成果をご報告であります。

10月6日土曜日。

まずは、シートに腰を落ち着けた僕。

バックから取り出したのは、「取扱説明書」。

なにしろ、昨日の夜衝動買い。
家に帰って最初の作業はバッテリーの充電でありました。

まったく予備知識がありませんので、バッテリーがどの程度保ってくれるのか予想がつきません。
フル充電をしないと2日間が心配です。
その点、オリ江ちゃんちゃんは、電源が単3乾電池でしたから、本当に安心でした。

朝、家を出る直前まで充電器にセットしておいたため、バッテリー装着したのもシートの上というまさに「ぶっつけ本番」で臨んだ今回のタッグでありました。

取説のページを順に読み進めていきます。
このルミちゃん、思いの外高機能のようであります。
光学ズームとして、600mmに加え、iAズームという機能を使えば、さらに1.3倍、つまり780mmまで画質を落とさずに望遠が可能のようです。
EX光学ズームと言うさらに望遠が出来る機能もあるようですが、画像サイズが小さくなるようなので、今回はiAズームのみ使ってみることにしました。

さて、相手は、世界最速のF1マシン。
望遠もさることながら、活躍してくれそうなのが「連写機能」。
しかも、ピントが移動する被写体を追尾してくれる機能もあるようです。
また、その名もずばり「流し撮り」というモードもあるのが解りました。

一通り取説を読み、ボタン操作や画面設定の方法を頭に入れたら、あとは、実践あるのみ。「習うより慣れろ」であります。


まずは、風景から


(Red BULLのピット作業練習風景を撮影)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

望遠780mmは、なかなかの威力であります。

続いて、流し撮りの練習と参りましょう。
午前中に行われたサポートレース、FCJが練習相手。

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


ふむふむ、何となく感触がつかめた感じであります。
露出をいろいろ変えたりしたりして引き続き練習です。
絞りやシャッタースピード、露出補正など、操作感覚を身につけます。
十字ボタンで操作するオリ江ちゃんちゃんと違い、ダイヤル操作のルミちゃん。
コツを憶えるのにちょっと練習が要りました。
ちなみに今回ホワイトバランスは「AUTO」で撮影。
「ぶっつけ本番」では、そこまで手が回りませんでした。


さて、いよいよフリー走行が始まりました。
昨年に引き続き、「A1エリア」を購入した僕でありますが、このエリアの最大の魅力が、コントロールタワーの下「ピットレーン出口」が間近に見えること。
シグナルが青に変わるのをマシンを停止して待つという光景に出会えます。

(こんな感じで狙えます)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

もう少し寄ってみましょう。

(600mmだとこんな感じ)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

さらに1.3倍まで寄ってみると


(ヘルメットもくっきりと)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

これは、オリ江ちゃんでは実現できなかったショットであります。



さて、ここで、ちょっと思いつきました。

この望遠があれば、あそこから狙えるかも。

「あそこ」とは、そう観覧車。

F1マシンを真上から見下ろすアングルはかなりかっこいい。
高所恐怖症の僕ですが、この魅力には抗えません。

スタンドを出て、観覧車に乗り込んでファインダーを覗きます。

シケインから最終コーナーが見えてきました。

(下のほうでは、ほぼ水平)


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


段々高くなっていきます。

(視界が開けてきました)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


頂点に到達。

(こんなアングルのショットとなりました)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


ゴンドラの中では、ちゃんとベンチに腰を下ろして、動かずに撮影しましたが、これ、ひょっとしたら禁止行為だったかもしれません。
一応係員の方はカメラを持っているのを見ており、乗り込むときには、何も言われませんでしたので大丈夫だと判断したのですが、撮影目的らしき人は誰も姿がありませんでしたのでちょっと気になっております。




フリー走行が終わり、GPスクェアに戻るとメインステージではトークショーが行われておりました。


(ゲストはこの方)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

ご存知鈴木 亜久里さん。

ご自身の現役時代のお話や現代の進化したF1マシンのお話しなど時々笑いを交えながらのあっという間の30分でした。

ここでルミちゃんの機能の一つ「顔認識」モードを試してみます。


(こんな感じです
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


メインステージ横のテントに「BAR」と書かれた看板が。
覗いてみると本当にBARです。

F1の表彰式で使われるオフィシャル・シャンパン、G.H.MUMMが供されておりましたので、頂くことに。
グラス1杯@900円なり。
シャンパン片手にトークショーを拝見するという、プチ贅沢をした僕でありました。
おかげで、予選開始を待つ間にほろ酔いで眠たくなったのはここだけの話しであります。

午後の予選は、地下通路を通って、逆バンクへ行ってみました。
Eエリアの外側からコースを狙います。

すでにたくさんの人がいらっしゃる中、そのすき間からレンズを向けます。

5.5コマ/秒の連写機能とと追尾フォーカス機能を頼りに挑みましたが、やはりそこは世界最速のF1マシン。
失敗作の量産でありました。
連写性能がすご過ぎて、ただ今、ごみデータの削除をしております。

そんな中から、まともなショットを公開いたします。

(ルイス・ハミルトン選手)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


(小林 可夢偉選手)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


土曜日の予選の結果、PPは、1分30秒台を叩き出したレッドブルのS.ベッテル選手。
そして、2番グリッドは、同じくレッドブルのM.ウェバー選手。
レッドブルのフロントロー独占につづいて3番グリッドに、われらが小林 可夢偉選手がつく事となりました。

いよいよ、明日が本番です。
一日で、なんと860ショットほど撮影しておりました。
バッテリーは1/3ほど消費しているようです。
明日の決勝は、何とか最後まで持ちそうだと安堵した僕であります。



「日曜日編」へ続く。