毎日、いわゆる「田舎暮らし」をしております。
海辺まで数百メートルの場所に住まいを構え、潮風に乗って届く波の音を聞きながら、家の庭先に野菜を育てる毎日が僕の日常。
おかげさまでこうした日常は、そこにある「自然」と向き合いながらの毎日であり、それは、とてもお金では買えない「本当の贅沢」を享受していると感謝しています。
そんな自然と向き合う暮らしに身を置いておりますと、つくづく肌身で実感することがあります。
それは「旧暦がいかに合理的であるか」ということ。
もちろん日々のカレンダーは太陽暦に基づいたものです。
月曜日から金曜日まで出勤し、土曜・日曜を休日として過ごすのサラリーマン生活はこのカレンダーによって回っています。
1月から12月まで、それぞれの月ごとに移ろう行事や出来事もあり、そしてそのなかで四季を感じることはもちろん出来ます。
日常生活の大半は、西暦のカレンダーでも差し支えないのですが、週末に畑で過ごすときあらためて「旧暦」のありがたさを実感するのです。
季節折々、土を耕し、種をまき、手入れをして、収穫。そしてまた、次の季節に備えて土を耕す。
この四季を通じて繰り返しされる営みは、旧暦に則った方が上手く行くのだという事をつくづく肌に実感しています。
太陽の動きを下に365日(うるう年は366日)とし、12ヶ月に編まれた西洋の「太陽暦」にたいして、月の満ち欠けを1カ月とし、太陽の動きも加えたて編まれた「太陽太陰暦」がいわゆる旧暦。
「春夏秋冬」
四季のある東アジアで、この四季をさらに24の「節気」に分け、そしてそれをさらに細かく72の「候」として自然の移ろいと暮らしの指針として編み出した先人たち。
中国で編み出された暦は日本に伝わり、日本の気候風土のなかでしっかりと定着し、人々の暮らしのなかで自然と寄り添いながら生きていくための「支え」となってきました。
この「二十四節季」と「七十二候」に定められた語訓のそれぞれは、自然と向きあう暮らしを営む人たちへの指針でありメッセージが書かれています。
自然と寄り添う暮らしによって、人々の感性が豊かなものとなり、その豊かな感性が繊細で美しい「日本文化」を創り出し育んできたと思うのであります。
その「二十四節気」と「七十二候」のそれぞれを表す言葉をテーマに、折々の「旬の食材」・「行事」あるいは「習慣やしきたり」などを簡潔な文章で書き綴られています。そして、それぞれの項目には、とても素敵な挿絵が添えられています。
文章と挿絵は、見事に調和し、読むだけでなく眺めているだけでもとても心和む1冊です。
昨日、8月7日は二十四節季の「立秋」。
暦の上では秋を迎えました。
とても秋を感じられない猛暑厳しき中、、四季だけでなく感性豊かな「二十四節気」と「七十二候」をひも解いてみるのも良い機会だと思う僕であります。
海辺まで数百メートルの場所に住まいを構え、潮風に乗って届く波の音を聞きながら、家の庭先に野菜を育てる毎日が僕の日常。
おかげさまでこうした日常は、そこにある「自然」と向き合いながらの毎日であり、それは、とてもお金では買えない「本当の贅沢」を享受していると感謝しています。
そんな自然と向き合う暮らしに身を置いておりますと、つくづく肌身で実感することがあります。
それは「旧暦がいかに合理的であるか」ということ。
もちろん日々のカレンダーは太陽暦に基づいたものです。
月曜日から金曜日まで出勤し、土曜・日曜を休日として過ごすのサラリーマン生活はこのカレンダーによって回っています。
1月から12月まで、それぞれの月ごとに移ろう行事や出来事もあり、そしてそのなかで四季を感じることはもちろん出来ます。
日常生活の大半は、西暦のカレンダーでも差し支えないのですが、週末に畑で過ごすときあらためて「旧暦」のありがたさを実感するのです。
季節折々、土を耕し、種をまき、手入れをして、収穫。そしてまた、次の季節に備えて土を耕す。
この四季を通じて繰り返しされる営みは、旧暦に則った方が上手く行くのだという事をつくづく肌に実感しています。
太陽の動きを下に365日(うるう年は366日)とし、12ヶ月に編まれた西洋の「太陽暦」にたいして、月の満ち欠けを1カ月とし、太陽の動きも加えたて編まれた「太陽太陰暦」がいわゆる旧暦。
「春夏秋冬」
四季のある東アジアで、この四季をさらに24の「節気」に分け、そしてそれをさらに細かく72の「候」として自然の移ろいと暮らしの指針として編み出した先人たち。
中国で編み出された暦は日本に伝わり、日本の気候風土のなかでしっかりと定着し、人々の暮らしのなかで自然と寄り添いながら生きていくための「支え」となってきました。
この「二十四節季」と「七十二候」に定められた語訓のそれぞれは、自然と向きあう暮らしを営む人たちへの指針でありメッセージが書かれています。
自然と寄り添う暮らしによって、人々の感性が豊かなものとなり、その豊かな感性が繊細で美しい「日本文化」を創り出し育んできたと思うのであります。
その「二十四節気」と「七十二候」のそれぞれを表す言葉をテーマに、折々の「旬の食材」・「行事」あるいは「習慣やしきたり」などを簡潔な文章で書き綴られています。そして、それぞれの項目には、とても素敵な挿絵が添えられています。
文章と挿絵は、見事に調和し、読むだけでなく眺めているだけでもとても心和む1冊です。
昨日、8月7日は二十四節季の「立秋」。
暦の上では秋を迎えました。
とても秋を感じられない猛暑厳しき中、、四季だけでなく感性豊かな「二十四節気」と「七十二候」をひも解いてみるのも良い機会だと思う僕であります。
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