5月2日。夕刻福岡からひとっ飛びでセントレアまで到着。
車をパーキングから出して家まで15分であります。

家に帰るとすでに昨日のうちに宅配便で発送した福岡土産は梱包を解かれ、家内と息子の胃袋に納まっておりました。

「博多通りもん、うめぇ~~っ!」

「おかえり」より先に僕に掛けられた言葉でありました。


まったく、この味わい母子ときたら。。。。。。。


さて、この季節、ウィークエンド・ファーマーにとっては、大切な時期であります。
自然が相手の畑仕事。季節折々にしなければならない行事があるなかで、今の時期は、夏野菜の植え付けが最盛期。
今年も作業を怠るわけにはいきません。

さあ、頑張らねばと気合を入れたものの、明けて3日は、朝から土砂降りの天気となり、出鼻をくじかれてしまいました。
そんな時は、読書に限ります。
実は、福岡でtikotiko様よりプレゼントしていただいた一冊があります。
この一冊は、tikotiko様ご一家にとって本当に大切な意味を持つものでありまして、本来、遠慮しなければいけない類のものだと思いましたが、tikotiko様との「末永いご縁の絆」として受け取らせていただきました。
ネット社会の一期一会に心から感謝してページをめくる僕でありました。

さて、5月4日。
快晴の空が広がりました。
まさにこれぞ「五月晴れ」という天気。
これまでの遅れも取り返さねばと朝から「ハッピーカム号」を操り、畝を立て、明日の植え付けのために園芸店に苗を調達に出かけて一日が終了しました。

翌5日。端午の節句。
機能に引き続き、快晴の青空です。
3日に降った雨のお陰で、畑のお湿りも程よい具合。
苗の生育にもこれほどの好条件はありません。
丁度大潮と重なり、家の前の海岸も大勢の潮干狩り客でごった返すのを横目に畑仕事に勤しんだぼくでありました。

そして6日は日曜日。
長かったGWも今日が最終日です。
2日間の畑仕事でちょっと疲れましたので、ゆっくりお寝坊をして起き出したのは10時過ぎ。
着替えてから、明日からの業務再開に備えて、コンピュータをメンテナンスする為に11時過ぎにオフィスへ。
14時過ぎに完了したのち、近くの喫茶店でランチを食べて15時過ぎに帰宅しました。

程なく、息子も帰って来ました。


「受かったからねっ!!」


僕と家内の顔を見るなり、得意顔で僕たちに報告した息子でありました。

息子が中学生になって歩み始めた「剣の道」。
この一年間、毎日欠かさず稽古を積んできました。
毎朝7時からの早朝稽古も一度もサボることなく、それどころか部活動が楽しくて仕方がないようでした。
1年間の間に審査を受けて「1級」の証書を手に入れておりました。

そして、2年生となった今、この5日・6日の二日間に更なる審査を受けていたのであります。

その結果、我が息子、晴れて「剣道初段」であります。

家内の実家は、家内の実兄が剣道の達人。そしてその子供たちも小学生の頃から剣道一筋、中学時代は全国大会へ出場し、さらに高校も剣道の強豪校に進んだというまさに「剣道一家」。
そんな「伯父さん」や「従兄弟」たちの姿を間近で見ていたこともあったのでしょう。
息子は中学の部活動を「剣道部」に決めたのでした。
今回、晴れて「段持ち」となったことで実力は到底及びませんが、(伯父さんは、県下でもわずか数名の「七段」、高校3年生とすでに卒業し社会人となった従兄弟達はそれぞれ「三段」の腕前です)肩を並べることが出来ました。
ここまでずっと応援してくれていた義兄や従兄弟達です。
早速、伯父さんの携帯電話に合格の報告。我が事のように本当に喜んでくれたました。

そして、たまたま翌日7日の夜、ある会合に出席したところ、剣道部の顧問の先生と席をご一緒する事となりました。
先生に、ここまでご指導いただいたお礼を申し上げたところ、

「今回、5名審査を受けて3名は落ちました。それに、ここまでの昇級試験、昇段試験をすべて一発で合格して昇段したのは流星だけです。小学生から始める生徒に混じって、中学になって始めたにもかかわらず「ストレートで昇段」というのは、凄いことなんです。どうか褒めてやってください。彼、頑張ってますよ」

とのお言葉をいただきました。

家では、相変わらずの甘ったれ社長ですが、どうやら、学校ではそれなりに成長しているようです。
体格も少しづつ逞しくなってきた気がします。
先生から頂いた「彼、頑張ってますよ」のひと言が、何より嬉しかった父であります。
もちろん幸いなことに剣道のセンスは、家内の血を引いたことが何より大きいです。家内の血筋にも感謝。



この夜、彼の昇段祝いとちょっと早い母の日を焼肉屋でささやかな宴を開いた我が家でした。


こうして、様々なありがたき出来事と息子の成長という「うれしみ」(by お花ちゃん様)に彩られた僕のGWは終わったのでした。