盛大なお祭りが終わって、満開の桜が散って、萌える若葉が光り輝く季節となりました。
こちら伊勢湾沿岸も爽やかな海風が心地よく頬を撫でていく朝となりました。

皆様には、僕の誕生日に温かいお祝いコメントを賜り、まずもって心より感謝申し上げます。
そして、それまでの記事へいただいたコメントを含め、レスが遅くなっておりまた、何より皆様へお礼に伺うのが遅れており本当に失礼いたしております。
この場をお借りしてお詫び申し上げ、追ってお礼にお伺いさせてただきますことをお約束させていただきます。


さて、我が社もゴールデンウィークの長期連休がありました。
昨年は、3月の大震災の影響を受け、様々な緊急対応に追われておりましたが、おかげ様で今年は、平穏な休暇を迎えることが出来ました。
例年、このタイミングを使って特別な業務をこなしたり、はたまた畑で夏野菜たちの植え付けなどをしてひと汗流すというのが僕にとっての恒例の過ごし方。
そんな、GW、さまざまにご報告したい出来事が盛りだくさんであり、記事がまとまるまでにしばらく掛かりそうでございますので、まずは、前半のご報告です。

4月29日日曜日。

この日より、我が社の長期休暇が始まりました。
設備稼働の関係上実質、29日の午前中にすべての業務が停止したタイミングを待って情報・通信インフラののメンテナンスにを実施です。
サーバー群をシャットダウンし、ハードディスクや基盤の交換、そしてソフトウェアのバージョンアップ等を作業するには、全社が業務停止するこのタイミングしかありません。
作業を完了して、再起動させ正常動作を確認したら、あらためて全ての電源を再度シャットダウン。

翌4月30日。

29日にシャットダウンしたのは、この日が電源設備の年次点検のため構内が一時的に停電するするため。
朝、いつもの時間に設備担当の同僚とともに出社し、作業が終わるのを待ちます。
同僚は作業の立会いを現場でしておりますが、この間手持ち無沙汰の僕であります。この間、じっくりと持ち込んだ本で読書タイムで過ごします。
作業立会いをしていた同僚から通電開始の連絡を受け、やっと出番が到来です。
あらためて起動したら、この日は、月末ということで、起動後月次のデータ処理を実行し、全ての作業を完了。
こうして休暇の2日間は、オフィスに出社して過ごした僕であります。

さて、4月が終わりカレンダーは5月になりました。


5月1日。

家をAM7:10に出た僕。
向かったのは近所の国際空港。
オフィスからは5分ほど。自宅からなら20分で到着です。
そして、出張のため、AM8:00発のANA便で飛び立った僕であります。

(家を出てから搭乗まで30分足らず。名古屋市内出るよりもお手軽です)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記--201205010738000.jpg


訪れた先は、九州は福岡市。
福岡空港まで1時間30分のフライト。
空港からは、中心地・博多駅まで地下鉄で5分。
伊勢湾沿岸からDoor to door で僅か2時間ほどで到着です。


この街を訪れた理由。


それは、我が社の様々な情報関連のシステムを開発・構築するための「作業拠点」がここ福岡に置かれているからなのであります。
もっぱら、福岡から主担当のエンジニアがクライアントである我が社に足を運んで下さるのですが、「片道2時間弱」という利便性がそれを可能にしています。

何しろ朝一番のフライトは到着し、午後8時近くの最終フライトで福岡に戻れば充分まる一日の仕事が出来ます。

中途半端に東海三県の企業に依頼するより、時間的にもよほどメリットが大きいのです。

さて、今年度、これまでとは桁違いの大規模なプロジェクトに着手することが決まり、そこに参加する顔ぶれも数十名単位で動員される事となりました。

そのプロジェクトを進めるにおいて、チームメンバーが一同に会しての「統括連絡会議」を定期的に持つ必要があるとの申し出が2月にあったのを受け、福岡から全メンバーを我が社に送ることは難しいということで、統括会議の際は、僕が単身で福岡に出向きましょうという約束となったのです。


日程を調整しておりましたところ、5月1日・2日が平日で、先方は通常営業。僕も会社が休暇ですので留守が出来ます。また、更に偶然が重なり、絶妙のタイミングで(まさに神の配剤だと思っております)その先の街へ行きたい用件が出来ました。

というわけで、「三方よし」のこのタイミングで出向いたのであります。



先方のオフィスに入り、午前10時から早速ミーティング開始。


先方のメインメンバーがマネジャーを中心に8名。そして今回のプロジェクトを支援してくださると言う外部スタッフも含めると総勢33名がこれから1年半の長きに渡ってチームとして僕と共にプロジェクトに当たります。

今回、このプロジェクトを「GNN2012」と名づけました。

表向きの命題は「General Networksystem at Newgeneration 2012」(次世代型統合ネットワークシステム 2012)

次世代型の新しいテクノロジーを取り込み新しいシステムを作り上げるのが今回のプロジェクト。

そのことを端的に表す事にしました。

でも、じつは、この「GNN」には、もうひとつ「裏命題」があります。


それは、「Giri Ninjyou Naniwabushi」 (義理 人情 浪花節 )


このプロジェクトに参加する限り、そこに集う人々には誰もが思いやりの心と暖かい血を通わせて一丸となって前に進んでいっていただきたい事。

そして、これから長い道のりを互いに支え合いながら何より「このプロジェクトチームの一員でよかった」と日々実感しながら成功に導いて欲しいことを皆さんにお願いいたしました。


いろいろな考え方や進め方があると思いますが、「アナクロ」って悪くないと思っています。


確かにエンジニアは腕一本で仕事をする「現代の職人」が、一人の名工より、能力・スキルが水準以上ならば、僕は、もチームワークを重んじる人に仲間として加わって欲しいのであります。

幸い、マネージャーをはじめ、主要の3名は旧知の間柄。

僕の性格を「僕以上」に分かっていてくれる方々です(瞬間湯沸かし器であることも含め(笑))

この意気に通じるであろうメンバーをセレクションしている事は、皆さんの空気からひしひしと伝わってきました。


午前中は、今回のプロジェクトの概要と今後のスケジュールおよび各自の役割分担当を確認し、様々な調整と課題の抽出で終わりました。

全メンバー33名での会議は午前までとし、各分担のチーフと主要メンバーを残して一旦散会。

ランチタイムとなりました。


ランチは、博多ラーメンの名店へご案内いただきました。(追ってまた記事にてご報告)


ランチタイムを挟んで、15時まで密度の濃い時間が過ぎました。

今回、次世代型の最先端技術を導入する基本構想を持っていますので、まだまだ誰もが経験不足であり、解決しなければならない課題や調査をしなければいけない事項が次々と出てきます。

また、それにともなう費用についても考慮していかねばなりません。

様々に浮かび上がる事柄をこの時間で解決するため、メンバー全員、会議室とデスクの往復を繰り返しながらの2時間でした。


皆さん、本当にお疲れ様でした。


今日の議事録の作成といくつかの宿題をお願いし、連休明けににそれを持ってお越しいただくようお願いし、僕はオフィスを失礼したのであります。



博多駅のコンコース。


みどりの窓口に立ちます


ここで、次の目的地への切符を手に入れます。


手に入れたのは、15:32発 「博多発佐世保・ハウステンボス往き・特急みどり17号」のチケット。


そう、これより一路、佐世保に向かいます。


この街で、素晴らしい創造美の世界と嬉しい邂逅が待っていました。



「ネット社会の一期一会 in 佐世保」編へと続く。