新年が明けて、今年は1月5日が我が社の仕事始め。
世間的には7・8・9日が3連休ですが、我々製造業の宿命で7日も9日も通常勤務。おかげで、お屠蘇気分も吹っ飛んで仕事モード全開だったものの、世の中、仕事が本格化するのは「10日から」ということで、10日を待って、早々に大阪への出張に出た僕でありました。
今回の出張日程は、たまたまカレンダーの都合で10日となったのですが、偶然にも大阪で1月10日といえば、「えべっさん」であります。
大阪にくらしていた時代には、ほぼ欠かさずお参りに出かけ、こちらに帰ってからも出来る限り機会を捉えてお参りしてきました。
一昨年も京都のプリティモフ嬢とご一緒させていただきました。昨年は都合が付かず残念ながらお参りできませんでしたが、今年は絶好の機会に恵まれたのでありました。
さて、大阪市中央区本町(「ほんまち」と言います。江戸の「ちょう」ではなく大坂は「まち」)いわゆる「船場」にある取引先のオフィスに午前中からお邪魔して一仕事。
午後3時前には完了し「今年もよろしく」と挨拶してオフィスを出ました。
地下鉄で二駅先の「なんば」まで。
向かうは、「今宮戎神社」です。
難波の駅から南海電車の高架沿いの脇道が境内に向かう参道となっています。
両脇には屋台がずらりと並び、通りに人が溢れています。
向こうから歩いてくる人々の手には「笹」が。
「商売繁盛で笹もってこい」
の掛け声がえべっさんの合言葉です。
エプ子さんを取り出すも、あまりの人の多さに立ち止まってファインダーを覗くのは人の流れを妨げご迷惑になると判断し僕も流れに乗って境内までたどり着いたのでした。
本殿に参拝し、笹を頂きます。
ここでようやくエプ子さんを取り出すことができます。
とはいえ、境内もすごい人ごみであることは変わりなく、僕も手には、ブリーフケースを抱え、しかも笹まで増えています。
参拝の方々のお邪魔にならないように気をつけながらファインダーを覗きます。
いただいた笹に「吉兆」と呼ばれる飾りを付けるのが慣わしです。
(いろいろな吉兆が並びます)
「商売繁盛」や「金運向上」あるいは「五穀豊穣」そして「大漁祈願」など、それぞれに見合った吉兆が用意されております。
その吉兆を授けてくださるのが「福娘」の皆さん。
この今宮戎神社の「福娘」に選ばれるということは、大坂で「器量よし」の折り紙が張られたものとされ、昔から「是非我が家の嫁に」と縁談が次々と舞い込むのだとか。
吉兆も縁起物ですが、この福娘さんも縁起が良いことこの上なしということで、列の脇からエプ子さんでワンカットだけ
(笹に吉兆、福娘さん)
「笹に吉兆」
やはり、金運も大切ですが、やはり僕にとっては畑の豊作が何より嬉しい。
ということで、米俵の吉兆を。
さて、笹も頂き、吉兆も授かり、先ほどの参道を地下鉄の駅まで引き返します。
時刻は午後4時すこし前。
難波から少し歩いて「日本橋駅」まで(こちらも江戸の「にほんばし」ではなく「にっぽんばし」と呼びます)
こちらから「南森町」(みなみもりまち)で地下鉄を降ります。
向かった先は「大坂天満宮」。
大坂の庶民から「てんじんさん」と呼ばれ親しまれている神社です。
天神さんといえばご存知学問の神様ですが、こちらに近年復活した「えべっさん」があるということを知り、詣でることにあります。
(復活したえびすさん)
その名も「御神酒笑姿」(おみきえみす)さん。
まさに田舎の飲兵衛親父の守護神にこれほどふさわしい神様はおりません。
今回、この機会を逃すわけにはまいりません。
こちらのえべっさんは、永らくお祭りとしては途絶えていたそうですが、5年ほど前から有志の皆さんの熱意で復活を遂げたのだそうです。
関係者のご尽力の甲斐もあり、年を追うごとに参拝者の数も増え、大きなお祭りへと発展しつつあるようです。
(沢山の参拝者で賑わう境内)
主祭神は菅原道真公であり、この季節、受験生の皆さんの合格祈願がメインであるのでしょうが、今日ばかりは受験生を差し置いての参拝者が大多数。
(牛さんも出る幕無しで心なしか退屈そう)
代わりに
(とっくり両手にこの笑顔)
受験生の皆様、飲兵衛を代表して、本当に御免なさい!
本殿の道真公にお参りし、そして境内内の「蛭子社」にあらためて参拝。
(まだまだ新しい提灯も復活したお祭りだと示しています)
どうか今年も一年間、息災で喜びと笑顔に満ちた美味しいお酒が呑めますように。
えべっさんといえばやはり福娘さんは欠かせないようで、こちらにもちゃんといらっしゃいました。
(御神酒笑姿の福娘さん)
今宮戎さんの福娘さんよりこちらのほうが気さくな感じがするのは僕だけでしょうか。
さて、ミッションも完了、併せて一年の息災を祈願できました。
初出張は大成功です。
時刻は間もなく5時。
境内を後のして、なんば橋を渡って北浜へたどり着きます。
ここで京阪電車に乗り込んで。
向かうは、「京橋」(これは江戸も大坂も「きょうばし」です)。
美味しいお酒と肴の待っています。
いざ、僕の大坂での「帰る場所」へ。
世間的には7・8・9日が3連休ですが、我々製造業の宿命で7日も9日も通常勤務。おかげで、お屠蘇気分も吹っ飛んで仕事モード全開だったものの、世の中、仕事が本格化するのは「10日から」ということで、10日を待って、早々に大阪への出張に出た僕でありました。
今回の出張日程は、たまたまカレンダーの都合で10日となったのですが、偶然にも大阪で1月10日といえば、「えべっさん」であります。
大阪にくらしていた時代には、ほぼ欠かさずお参りに出かけ、こちらに帰ってからも出来る限り機会を捉えてお参りしてきました。
一昨年も京都のプリティモフ嬢とご一緒させていただきました。昨年は都合が付かず残念ながらお参りできませんでしたが、今年は絶好の機会に恵まれたのでありました。
さて、大阪市中央区本町(「ほんまち」と言います。江戸の「ちょう」ではなく大坂は「まち」)いわゆる「船場」にある取引先のオフィスに午前中からお邪魔して一仕事。
午後3時前には完了し「今年もよろしく」と挨拶してオフィスを出ました。
地下鉄で二駅先の「なんば」まで。
向かうは、「今宮戎神社」です。
難波の駅から南海電車の高架沿いの脇道が境内に向かう参道となっています。
両脇には屋台がずらりと並び、通りに人が溢れています。
向こうから歩いてくる人々の手には「笹」が。
「商売繁盛で笹もってこい」
の掛け声がえべっさんの合言葉です。
エプ子さんを取り出すも、あまりの人の多さに立ち止まってファインダーを覗くのは人の流れを妨げご迷惑になると判断し僕も流れに乗って境内までたどり着いたのでした。
本殿に参拝し、笹を頂きます。
ここでようやくエプ子さんを取り出すことができます。
とはいえ、境内もすごい人ごみであることは変わりなく、僕も手には、ブリーフケースを抱え、しかも笹まで増えています。
参拝の方々のお邪魔にならないように気をつけながらファインダーを覗きます。
いただいた笹に「吉兆」と呼ばれる飾りを付けるのが慣わしです。
(いろいろな吉兆が並びます)

「商売繁盛」や「金運向上」あるいは「五穀豊穣」そして「大漁祈願」など、それぞれに見合った吉兆が用意されております。
その吉兆を授けてくださるのが「福娘」の皆さん。
この今宮戎神社の「福娘」に選ばれるということは、大坂で「器量よし」の折り紙が張られたものとされ、昔から「是非我が家の嫁に」と縁談が次々と舞い込むのだとか。
吉兆も縁起物ですが、この福娘さんも縁起が良いことこの上なしということで、列の脇からエプ子さんでワンカットだけ
(笹に吉兆、福娘さん)

「笹に吉兆」

やはり、金運も大切ですが、やはり僕にとっては畑の豊作が何より嬉しい。
ということで、米俵の吉兆を。
さて、笹も頂き、吉兆も授かり、先ほどの参道を地下鉄の駅まで引き返します。
時刻は午後4時すこし前。
難波から少し歩いて「日本橋駅」まで(こちらも江戸の「にほんばし」ではなく「にっぽんばし」と呼びます)
こちらから「南森町」(みなみもりまち)で地下鉄を降ります。
向かった先は「大坂天満宮」。
大坂の庶民から「てんじんさん」と呼ばれ親しまれている神社です。
天神さんといえばご存知学問の神様ですが、こちらに近年復活した「えべっさん」があるということを知り、詣でることにあります。
(復活したえびすさん)

その名も「御神酒笑姿」(おみきえみす)さん。
まさに田舎の飲兵衛親父の守護神にこれほどふさわしい神様はおりません。
今回、この機会を逃すわけにはまいりません。
こちらのえべっさんは、永らくお祭りとしては途絶えていたそうですが、5年ほど前から有志の皆さんの熱意で復活を遂げたのだそうです。
関係者のご尽力の甲斐もあり、年を追うごとに参拝者の数も増え、大きなお祭りへと発展しつつあるようです。
(沢山の参拝者で賑わう境内)

主祭神は菅原道真公であり、この季節、受験生の皆さんの合格祈願がメインであるのでしょうが、今日ばかりは受験生を差し置いての参拝者が大多数。
(牛さんも出る幕無しで心なしか退屈そう)

代わりに
(とっくり両手にこの笑顔)

受験生の皆様、飲兵衛を代表して、本当に御免なさい!
本殿の道真公にお参りし、そして境内内の「蛭子社」にあらためて参拝。
(まだまだ新しい提灯も復活したお祭りだと示しています)

どうか今年も一年間、息災で喜びと笑顔に満ちた美味しいお酒が呑めますように。
えべっさんといえばやはり福娘さんは欠かせないようで、こちらにもちゃんといらっしゃいました。
(御神酒笑姿の福娘さん)

今宮戎さんの福娘さんよりこちらのほうが気さくな感じがするのは僕だけでしょうか。
さて、ミッションも完了、併せて一年の息災を祈願できました。
初出張は大成功です。
時刻は間もなく5時。
境内を後のして、なんば橋を渡って北浜へたどり着きます。
ここで京阪電車に乗り込んで。
向かうは、「京橋」(これは江戸も大坂も「きょうばし」です)。
美味しいお酒と肴の待っています。
いざ、僕の大坂での「帰る場所」へ。