2012年が幕を明けました。
正月三が日が過ぎ、仕事始めとなり、気が付けば七草粥を食べ、とうとう鏡開きまで過ぎてしまいました。
そして、今日は早くも12日。
毎年仕事始めの前に旧年を振り返り、今年一年をどう生きるべきかをじっくりと考え気持ちをまとめたうえで新年をスタートさせることを自分自身の大切な「心のけじめ」として習慣としてきました。
この田舎駄ブログを始めてからは、その事を年初の文章として記事にすることによってより明確な「かたち」が出来ることとなり僕自身にとって「大きな力」となってきております。
まずは、昨年を振り返ってみたいと思います。
昨年、2011年のキーワードは
「と」
と決めました。
まずは「兎」。
昭和38年生まれ年男として迎えた一年。
「兎」の文字に大きく跳躍して猛スピードで駆け抜けて、2010年に停留していることを一気に跳躍させていきたいと決めました。
が、その実、3月11日のあの大震災を契機にあるゆることが激変し、仕事においても様々な対応と方向転換を迫られるなか大きな跳躍どころか「軌道修正」と「緊急対応」に振り回された一年でした。
結果、大きく跳躍どころか何ひとつ前に進まない僕自身にとって本当に残念な一年でした。
ふたつ目は「渡」。
前年度にお引き受けしたPTAのお仕事。
僕の任期の間で浮かび上がった「課題」に解決策を見出し、更に「よりより学校となるように」今年度の役員さんにバトンを「渡す」しました。
今年度、ここまでの間に託したバトンは上手く引き継がれ、ひとつづつ解決が図られて運営がなされているとのご案内が折にふれ僕の元に届きます。そのことが何よりも嬉しく、2011年の明るいニュースとして僕の励みになっております。
日々ご尽力くださっている関係者の皆さんに心から敬意を表する僕であります。
来る3月、卒業式に出席するのを今から心待ちにしている僕であります。
そして「途」
「2009年からの「道半ば」である課題に取り掛かる1年としました。
体を鍛え、日本人の忘れ物を見つけるための思索をし、そして、もちろん「写す心」とも更に深く向き合ってきまhした。
まさに「激震」であった昨年。
思うに任せない中で決して満足のいく形が出来たとはいえませんが、日々「発展途上」であるという想いだけは心の片隅に送った2011年でした。
もうひとつ「登」。
我が息子との霊峰・富士登山。
やる気満々の父子二人でしたが、やはり中学生は忙しい。
夏休みも部活を中心に「親より忙しい」スケジュールのなかで、とても富士山に向かう時間が取れませんでした。
「富士山は逃げない」と気持ちを落ち着かせて、チャンスが来るのを待っている父子であります。
最後の「と」として「人」と「外」。
この田舎駄ブログを始めて以来、多くのありがたき人様とのご縁に恵まれ、ネット社会の枠を超え、更には時差と国境をも越えて大きく広がって今日に至ります。
そうした出会いをネットを越えて、「同じ場所で時間を共有すること」できればと出来る限りの機会を捉えて「外」に出ました。
数少ないとはとはいえ、何度かありがたい時間を共にすることが叶いました。
今、2011年を振り返って、あらためて
「人様とのご縁は本当に大切なもの。
そのご縁に感謝し、互いに愛しみ、そして育んでいける人となれ」
という言葉の重さを実感する僕であります。
さて、いよいよ今年のテーマです。
毎年、仕事始めまでには僕の中で「これだ!」とピンとひらめくものがあり、正月4日には、考えがまとまっておりました。
が、今年は、様々に考えが巡ってしまい、なかなかまとまらないままここまでずるずると日だけが過ぎてしまい、「仕事始め」どころか、鏡開きも過ぎてしまいました。
巡らせていた想いとは、今年が「49歳」という年であること。
来年は50歳という次の「大台」を迎えます。
この49歳の一年を「50代」という新たな10年に向けての「蓄え」の年とするか、それとも40代最後の「集大成」の年とするべきか。その事が大きく心の中を占めておりました。
そんな思いをめぐらせておりましたが、もう動き出さねばなりません。
今年も決めることにいたしました。
スロー・スタートとなりましたが、これが今年のキーワードです。
辰年の今年。
キーワードを「龍」に擬え、「りゅう」といたしました。
まずは
「立」
流れに翻弄された昨年。
確かにその流れの大きさに圧倒されたのも事実です。
でも、そのことで改めて気付かされたのは、おのれ自身の「自覚」の大切さ。
大きな激変のなかでこそ自分自身の足でしっかりと「立つ」ことがいかに重要であるか。
様々な状況においてあくまでも「しなやかに」でも「軸足は決してぶれない」。
今年、あらためて自分の「心の立ち位置」を確固たるものとして毎日を大切に生きて行きたいと心に期すのであります。
「やじろべえ 」のふたつの「おもり」と「腕」をさらに重くし大きく伸ばして絶対に倒れない自分に成長していきたいと思うのであります。
次に
「留」
49歳、目前に迫った「50歳」を素晴らしいものとして切り拓くため沢山のものを出来る限り沢山のものを蓄え自分自身に「留めて」行きたいと思います。
50歳のフルマラソン4時間以内を目指してのトレーニングも最後の仕上げです。
自身の集大成と明日へのエネルギーを「健康な身体」のなかに留め、蓄えていきます。
「知」の蓄えも怠るわけにはいきません。
日々「忘れ物」から「失せ物」へとなっていく「日本人の忘れ物探し」も残された時間はますます少なくなっていきます。
忘れ物なら見つかりますが失せてしまってはもう取り返しが付きません。今年更に多くの忘れ物を見つけ出し、次の世代に繋いであげるよう思索の旅を続けます。
そして、写す心を通して日々の情景をファインダー越しに留めていきたいと思います。
日常のありふれた景色の中から今年も沢山の「情景」に出逢いたいと思います。
我が別堂である「逢景録 」。ここには、月に5つは情景を留めたいと思います。
そして最後は
「隆」
今年は、ひとつの「かたち」を作り出し、その事を世に問うために「起き上がり」たいと思います。
今は未だ海のものとも山のものともわかりませんので詳しくは申し上げることは出来ませんが、自分自身の手で成果を残したいと思います。
それが実現できたなら「40代の集大成」と50代から先に続く僕の人生の心の機軸が出来ると思うのです。
さあ、2012年、どんな事が待っているでしょうか。
今年もよりいっそう自分らしくバイアリー・ターク「流」に生きていきたい僕なのであります。
2012年1月12日
田舎駄ブログ亭主 バイアリー・ターク