新年も明け、三が日が過ぎ、6日からは仕事始め、そして七草も過ぎました。
今日は早くも11日であります。
さて、大阪をはじめ関西では、毎年1月10日をはさんで各地で大きな縁日が催されます。
関西人が「えべっさん」と呼んでその生活のなかにしっかりと文化として息づいているお祭り、「初えびす」がそれであります。
ご利益が「商売繁盛」であることから「商人の町・大阪」では、毎月10日を「十日えびす」として古くから厚く信仰してきたのですが、とりわけても一年の始まりである1月10日は「初えびす」ということで、関西各地で盛大な縁日が行われるのであります。
毎年一番乗りの称号である「福男」を目指して開門と同時に境内を走り抜ける事で知られる兵庫県西宮市の「西宮えびす」もこの初えびすのひとつです。
僕も大阪に暮らしていた頃は、毎年欠かさず参拝しており、こちら知多に帰ってからも機会あれば参拝したいと思っておりました。が、「10日が縁日」というのは動きませんので10日が平日に当たる限りなかなか参拝も出向くことが出来ずにおりました。
そんな時を経て、今年1月9日が土曜日となることが解りましたので、昨年より「平成22年はえべっさんにお参りしよう」と決め、この9日に大阪に出かけたのであります。
もちろん、相棒のエプ子さんを携えてであります。
以下、エプ子さんとともにそのご報告であります。
お参りすのは、大阪市の南側に鎮座する「今宮戎神社」さん。
当初新幹線で出かけようと思っておりましたが、駅からの利便性を考えて、久々に「近鉄」で出掛けることといたしました。
名古屋から大阪難波までは、特急電車で2時間で到着します。
(近鉄の名物車両アーバンライナー)
僕は、まったく鉄道には詳しくありませんのでこの車両の特徴などはここでは書きませんが、シートの快適さは、申し分ないものでありました。
難波駅に到着したら、ここから今宮戎神社までは、ずらりと露店が並ぶ参道を歩いて行く事となります。
ところで、この今宮戎神社の「初えびす」には、「福娘」さんというのがいらっしゃいます。
この福娘さんは毎年数多くのの若い女性の中から選ばれ、その審査はテレビで中継されるほど一大イベントなのであります。
この福娘に選ばれるということは「器量良し」との折り紙がつけられたに他ならず、福娘さんには「是非うちの嫁に!!」とあまた縁談が持ち込まれるのだそうです。
今年、難波駅には僕の「専属福娘さん」が待っていてくれました。
(福娘ですわよ)
このネット社会で恵まれたよきご縁のひとつ、京都のnorinorenご夫妻様 、その愛娘aoi様であります。
1昨年の秋、大阪で行われた熱気に満ち溢れた宴で初めてお会いして以来1年3ヶ月ぶりのご対面であります。(宴の模様はこちら にて)
今回、たまたま「さるお方」のブログで「1月9日にえべっさんに行こうと思っております」とコメントを残したところ、その方とは旧知の間柄であるnorinoren様から「では、えべっさんプチ・オフ会しましょう!!」とのお声をお掛けいただいたのであります。
もう、そんな嬉しいことはございません。
「是非よろしくお願いします」というわけで、この日の再会と相成ったのであります。
aoi様といえば、何といっても「モフ」であります。
会いたかったのよぉ~~っ!
このモフに~~っ!!
aoi様、norinoren_nori様&相方様ご夫妻さまと一緒に屋台の立ち並ぶ参道を神社まで歩きます。
この日、天気にも恵まれ、参道は人の波が溢れすれ違うのも一苦労でありました。
(境内の入り口までたどり着きました)
まずは、参拝して笹を授けていただきます。
この笹に様々なご利益なる飾りを付けて頂くのであります。
この飾りを「吉兆」といいます。
(笹に吉兆をつけて)
さて、この境内で先に書きました「さるお方」から「狛犬のところにいま~す」のメールが入り、境内で人の波をかき分けて狛犬まで。
狛犬の下にいらっしゃったのは僕達が「西の巨匠」様とお呼びして敬愛するHunaudieres様 でありました。
hunaudiers様は、取材&撮影のお仕事で境内で頑張っておられたのでした。(hunaudiers様のお仕事はこちら
でご覧下さい)
西の巨匠様とも新年のご挨拶を交わし、ひとしきりおしゃべりをさせて頂きました。
巨匠様は、未だお仕事の途中という事で、境内でお別れし、僕たちは、屋台に腰を下ろす事にいたしました。
「縁日で屋台」とくれば、そらもう「お酒」でしょう。
早速、相方様とビールで乾杯、そのあとおでんやいか焼きをつまみに熱燗をコップ酒でいただくという「由緒正しき縁日の楽しみ方」を踏襲した僕たちでありました。
aoi様もお腹が空いておられたようで、おでんの大根と卵ボーロというナイスなせレクトでバクバク食べておられました。
その食べっぷりとはじめて見る大勢の人ごみにもまったく動じない貫禄に「さすが横綱」と感心した僕であります。
で、お腹が膨れたら後は寝るのが赤子のお仕事であります。
相方様に抱っこされながら、もうぐっすり夢の中。
もう、どれだけゆすっても眼を覚ます気配すらありません。このあたりの堂の入り方もやっぱり横綱であります。
お名残惜しいですが、ご一家とはここでお別れであります。
「暖かくなったら是非海を見に遊びに来てくださいね」とお誘いし、またの再会を約束して僕は地下鉄のホームへと下りたのでありました。
難波でお別れをして、僕は大阪・京橋に足を向けることといたしました。
明日は日曜日でお休みです。
せっかく大阪まで来たのですから大阪の夜にお邪魔したいところがございます。
まずは、ホテルにチェックインして、少し休憩をしてのち、辺りが夜の闇につつまれた頃、部屋を出て京橋の繁華街を目的の場所まで急いだのであります。
「京橋のふくは3年ふくと新しい出会い」編へと続く。