鈴鹿での日本グランプリが終わって、一週間が過ぎました。

「いい加減に完結せんかいっ!!」のお叱りの声が聞こえてくる気がいたしますが、はい。今週もしっかりと引っ張ります(もはや、確信犯でございます)

皆様、呆れずにお付き合いくださいませ。




さて、10月3日土曜日、mayaya様&real pooh様ご夫妻様とお別れし、いったん帰宅をした僕であります。

本来であれば、駐車場は確保されおりますし、24時間出入り自由の条件ですから「ペンション・アルファード」で宿泊も可能でありました。

が、しかし、翌4日の日曜日に我が家では、どうしてもはずせない行事があったのでございます。


9月の最終日曜日。

長らくの伝統により、我が地元の小学校の運動会が開催日となっております。

小学校の運動会は、集落の民さんにとって一年に一度の大イベントであり、父兄はもとよりおじいちゃんおばあちゃんまでが校庭に集まり秋の一日を楽しむ日となっております。

ところが、今年、かの「シルバーウィーク」によって連休が出来たため諸般の準備スケジュールに変調をきたし、開催を一週間繰り延べることが決まったのでありました。


そう、運動会は10月4日となりました。

さすがの僕も運動会を欠席するわけにも参りません。


というわけで



(朝一番は、小学校のグラウンドへ)

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幸いにも5・6年生の徒競走は、プログラムの一番目。

息子の応援をして、早々にグラウンドを後にした僕でありました。

今年の息子の成績は6人中4着。

このところ、大人がビックリする食欲を見せる息子ですが、それが災いしていささかメタボ気味。

もろに影響の現れた走りっぷりでありました。

先々、いささか心配な僕であります。




さて、そんな心配をしながらも、もはや気持ちは伊勢湾の向こう側に飛んでいる不良親父であります。

さっさと校庭を後にして、知多半島道路から伊勢湾岸自動車道をひた走ります。

時間差をつけたことで、すでに国道23号線の渋滞も解消され、スムーズにサーキットまで到着しました。


正午頃に到着したのですが、その時刻でもサーキット周辺の臨時駐車場に呼び込みの皆さんがいるのを見て、今年の来場者が少ない事を実感した僕でありました。

来年こそは、かつての鈴鹿の盛り上がりが帰って来て欲しいと願う僕であります。


昨日と同様に逆バンクゲートから入場し、「まずは腹ごしらえ」とオアシスで広島焼きと生ビールを買い、昨日の予選と同じくダンロップコーナー横のエキストラビューポイントに腰を落ち着けた僕であります。


ビールを飲みながら、クラッシック・オープンカーのパレードを眺めていると、目の前で、1台がエンスト。

マーシャルの皆さんに押されて退場していきました。


そして、ドライバーズパレードが始まりました。


(選手が次々と)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

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さて、このドライバーズパレード、アロンソ選手とハミルトン選手の「相乗り」というこれまためったに見ることが出来ない珍事が起きました。

その決定的なショットを逃し、今、かなり悔しい僕であります。



そして、ついに決勝レースのスタートです。


予選のタイムアタックとは、まったく違う迫力に圧倒されながら興奮し続けた1時間半でした。

結果はご存知の通り、圧倒的な強さと抜群のドライビング・テクニックを見せ付けたS.ヴェッテル選手の優勝でした。

残り7週でのセーフティカー導入に「もしかしたら」と奇跡の逆転を期待したのですが、TOYOTAの2位表彰台も素晴らしい結果だと思います。


(表彰式はイベント・スペースのオーロラビジョンで)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


素晴らしいレースに満足した僕は、あらためてmayaya様&real pooh様ご夫妻様と合流しました。


F1が帰ってきた鹿サーキットから様々な新しいファンサービスが企画されました。

土曜日の前夜祭もそのひとつであり、鈴鹿サーキットさんがファンと共にF1の復活を喜びを分かち合い阿多という気持ちがそこかしこに溢れているのを実感しました。


その鈴鹿サーキットから、今年初めて大きなプレゼント企画が行われました。

さっきまでマシンが駆け抜けていたコースを開放し、ファンが歩けるようにしてくれたのです。

ご夫妻様とともにコースに立った僕でした。



海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



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西ストレートからデグナーカーブ、その先はヘアピンカーブへと続きます。

その坂道の勾配がいかに急であるかを初めて知り、ここを時速200kmで駆け抜けるF1パイロットのすごさをあらためて実感した僕でありました。


こうした、ファンの方に精一杯喜んでもらいたいという鈴鹿サーキットさんのご尽力に心から敬意を表する僕であります。



「秋の日はつるべ落とし」の言葉通り、鈴鹿の山向こうに陽が落ちると辺りはすぐに夕闇に包まれました。

まもなく18時、コース開放時間の終了を告げるアナウンスが流れます。

大人の遠足もそろそろ終わりのときがやって来ました。

いつまでも浸っていたいという想いに駆られながら、出口に向かって引き返していくと



(コースの向こうから満月が)


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


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10月3日は、中秋の名月。
そして、今宵は十六夜(いざよい)の月です。


「いざよい」は「既望」と書きます。

「既に望んだ、満月が終わった」という意味からこう呼ばれます。

そして、この言葉の想いには、古人(いにしえびと)の「来年の名月を今宵から待ち望む」という気持ちも込められいることでしょう。


3年間の間、鈴鹿を待ち望み、今、その感動を胸にして、早くも来年を待ち望む僕たちを照らす「既望の月」


雲ひとつない空にぽっかりと浮かぶ黄色に輝く月を見上げながら、この素晴らしい思い出に満ちた溢れた「うれしみ(by お花ちゃん様)満載」の2日間に心から感謝する僕でありました。