台風18号の襲来に備えて、昨日より警戒態勢に入った我々首脳陣でした。


今回、その予想ルートが紀伊半島への上陸と示されておりましたので、その東側に位置する我々は、緊迫しつつそれぞれ、インターネットあるいはテレビの情報をウォッチしつつ推移を見守っておりました。


夜半は入り、次第に風が強くなる一方であり、同時にその進路が、どうやら紀伊半島から東へ方角を変え、三重県東部から伊勢湾海域へ向かっていると判断しました。

台風はその勢力を衰えることなくまっしぐらに向かってきます。

我々は、この事態に身の危険を感じ、夜間勤務の従業員さんを午前0時で帰宅させる事としました。

そして、今回は、我々も自宅に避難することを決定しました。


僕も全てのシステムをシャットダウンし早々に帰宅いたしました。


そして、午前五時過ぎ、台風18号はなんと我が知多半島に直接上陸なさってくださいました。


よもや、まともに上陸するとまでは予想しておりませんでした。

早い段階で総員が避難して正解であったと今更ながらに安堵します。


いやはや、凄まじかったです。

風速40mというのは、これほどの威力があるとは。

築50年の我が家、大揺れでありました。


台風の中心が通過し、風が東南から北西の「吹き返しの風」に変わったのを見て、6時過ぎに再びオフィスに向かいました。

オフィスに向かう途中では、停電により信号機が停止しております。

また、あちらこちらで立ち木が倒れて道路をふさいでおります。



オフィスに到着すると、続々と幹部社員が出勤してきました。

お互いにひと声かけ合いながら、各々自分の部署に急ぎます。

情報通信インフラを司る僕もマシンルームに急がねば鳴りません。

僕が起動処理をしなければ、社内の神経中枢である情報ネットワークが復旧しません。


実は、この記事も通信状態を確認する為のベンチマークとして書いております。



各部署より、続々と被害状況が報告されてきます。


雨漏り


建物の損傷


設備の冠水


漏電


etc.


そこかしこで被害が発生しております。

また、構内に植えられた生垣の樹木も倒れております。


さすがに今回ばかりは我が社も「無傷」というわけには行きませんでした。


何より人身に被害が出なかった事で良しとしなければなりません。



雨はすっかり上がり西の空には青空が見えてきました。

まだ、かなり強い北西風がふいておりますが、いずれこの風も止む事でしょう。

ニュースでは、高速道路網が麻痺している状態であり、復旧のメドはしばらく立たないと予想されます。

社内の復旧作業と併せて物流体制の対応もしなければなりません。


慌しい一日の始まりです。

社員の皆さんと頑張りたいと思います。


自然の猛威に直面し、その脅威に圧倒された今回の出来事でした。

台風は、上陸してもなおその勢力は一向に衰える気配がありません。

こちらは、これから終息に向かいますが、進路の先にある皆様には、くれぐれもご注意頂き、備えを万全になさっていただきたいと思います。

そして、どうか新たな被害が出ませんようにと願うばかりの僕であります。



海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-